五条先生はマイペースな男装の麗人を落としたい

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悟「なかなかこない...？」




待ち合わせしていた時間から１０分程たったのだがAがこない




なかなかに変わった性格をしているAだが常識がないわけではない。遅れるならば連絡をしてくるはずだ




悟「やっかいなことになってなきゃいいけどね〜」




なお、ここに七海と灰原がいれば




七「Aに何かあったとき？隕石でもふるかしないとあの人に危険が迫るということはないと思いますけどね」




灰「といいつつ七海はいっつもAのこと心配してるけどね！！けど、確かにただの人がAに危害を加えるのは難しいよ！何かしたらさしす先輩が黙ってないしね！こわ！」





といった感じになるだろうが悟からすればAは間違いなく守るべき対象なのだ




ともあれ、悟はひとまず電話をかけることにした。電話にでなければすぐにでも探し回るつもりだったのだがその必要はなくすぐに繋がった





悟「もしもし？A？今どこにいるの？」




『それはこちらのセリフだ。悟こそどこにいる？私はもうついているぞ』



しかし、Aの呪力も感じられないのだ。近くにいるとは思えない




悟「ちなみに聞くけど、待ち合わせ場所どこかわかってる？」




『ああ、もちろんだ。「ドキドキラブラブ！親子丼と姉妹丼の秘密の出会い」という店だろ？』




悟「ちょっとごめん。マジでどこからそうなった？」




ほんとにこの子なんで生きていけてんの？というレベルで街慣れしていないことがわかった悟はまず心の内を叫んだ





悟「昨日の話ほんとに聞いてたの！？どこからその単語でてきたの！姉妹丼てなに！？そんな店ないでしょ！」




『あるが』




悟「あるんかい」




焦った結果なぜか関西弁になってしまった。まぁいい居場所がわかったのなら検索して迎えにいこうと思ったのだがなかなかでてこない。まぁそれはそうだろうと思うがAがあるというのだ。



まさかこんな長文の店名を見間違えているわけでもないだろうし




悟「ごめん、A。そのお店、見つからないから近くになにがあるかおしえてもらっていい？」



『ふむ。近くに信号があるぞ』




悟「それはどこにでもあるなぁ。目印になるものでお願い」




『では、上裸でクロワッサンを振り回す男がタップダンスをしながら去っていった』




悟「確かに目印になりそうだけど動いたら結局場所わかんないから。あとその人には近づいちゃダメだよ」



居場所を聞くのに20分かかったとさ

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