4 새로운 불안 ページ4
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ざわざわとしていたのに今は静か。
なんでだ、リアクションが薄い気がするんだけど。
どこか変なところがあったんかな…？
Gグループの空いた1席に歩みを進めてる間にも感じる視線。なんだか久しぶりだ。
『お隣、失礼します』
「は、はい」
衣装を確認すると1つ気づいた。
あ、名前傾いてる。
反応微妙だったのはこれか………
その後、最後の練習生が登場して、マスター達の紹介も済んだ。
まさか、PENTAGONのリーダーのフイさんがボイプラに参加するなんて、本当に驚いた。今もまだビックリしてる。
そして練習生たちのパフォーマンスが始まった。
すごくハイレベルな人もいれば、少し顔をしかめてしまいそうなパフォーマンスの人もいる。
楽しい気持ちになるパフォーマンスもいっぱいあるのに、緊張からいつも通りの気持ちではいられなくて。
会場入りしてから表情筋が動いてる気がしない
『ぅあ、かっこよ…』
『ダンス上手いなぁ……』
『あの子見たことある…』
ぼそぼそ感想を零しながら、ずっと緊張と戦っていた。
3スター
2スター
3スター
『あんなに上手なのに……』
腕を掴む手に思わず力が入る。
不安だ……
「休み時間を設けます。」
ドンッ…
『あ、ごめんなさい。』
「アニ、こちらこそすみません。」
休憩時間になり、トイレに行こうと思ったんだけど、
トイレの前で背の高い雰囲気のあるイケメンとぶつかった
『(わ、Kグループだ)』
「…君は、ヨシノさんって言うんですね。」
『！はい。貴方は…ジョンウさんって言うんですね。
よろしくお願いします』
「Gグループに勝ちは渡しません。」
『！』
そう言って去っていったジョンウさん。
闘争心が、すごいな…
でも、彼は自信に満ちた目をしていた。
再び席について、ふと自分の名前が目に入る。
요시노の下にある2つのスター。
対してジョンウさんのスター数は4つだった。
『………』
やっぱり、もっと付けるべきだったかな。
負けられない。
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作者名：あんのお餅 | 作成日時：2023年4月29日 23時
