【文スト】R e v i v e .

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:3,019 hit

CSS *

「太宰聞いて！まーた今回も昇格出来なかったの〜〜！可笑しいわよね！ねっ！」

「何時もの事だろう？其れより、体術を習う事になったんだってね」

「其れは体格が一番似てる人から教わるのが最善だと思ったまで！全く腹立たしい！」

「……私は別に、〝中也に〟何て言ってないのだけれど」

『Everlasting love』と書かれた看板の下、一組の男女は愚痴を吐きながら……否、女の方が一方的に吐露しながら、飲みを進めていく。ただし女性のグラスにはオレンジジュース。

其の店は、丁度良い値段に手入れの行き届いた室内、料理が美味といたれりつくせりだが、どうも場所が悪く「知る人ぞ知る穴場」と化している。証拠に、今夜も客は男女のみだ。

女の方＿＿ポートマフィア最下級構成員、森見(名前)は、マフィア内で密かに有名になっており、「徒花」「五大幹部に殺された人」「万年最下級構成員」等と呼ばれている。今夜も、そのストレスを暴露しに此処へ訪れたのだった。

しかし、彼女は其れ等の苦悩を耐え凌ごうと思っている。何故ならば。

「＿＿誰に教わるか何てどうでも良いの。今度は絶対に、大事な人を守れるようにする」

*執筆状態：更新停止中

シリーズの最初から読む