満点星 (ページ35)

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dt side

目を覚ますと視界に8人の顔が

nb｢涼太！？｣

fk｢舘さん…

良かった……｣

何があったんだっけ

あぁそういえば呼吸しずらくなって喉に詰まらせたんだっけ

呼吸する度に肺が痛む

最近は頭の痛みよりこっちの方が辛かった

口元の酸素マスクのおかげで少しは呼吸しやすくなっている

｢…心配かけて…ごめん…ね｣

nb｢今はゆっくり休め｣

正直、もう死ぬかと思った

いきなり呼吸が出来なくなって

酸素を求めても入ってこない

あぁ、俺死ぬんだ

そう思った

俺はきっとこんなしょうもないことで

死んでしまうのだろう

iw｢舘さん…？｣

ab｢どこか痛い…？｣

みんなの優しさが染みて涙が出る

こんな俺にも支えてくれる人達がいるんだと今更感じて

辛くて嬉しくて

涙が出る

｢…俺に…振り回されるの…嫌でしょ…？｣

fk｢そんなことないよ｣

そう言いながら手を握ってくれる

ふっかの手が暖かくて心地よい

人肌恋しい季節でもないのに求めてしまう俺は

やっぱり我儘だ