目的、 ページ44
「まだ終わってないー」
机に頬杖を付いたまま、シャーペン片手にばか3人にそう言うA
ちなみに、ばか3人とは、
山「」
灰「うぅ」
犬「」
疲れきった3人であった
孤爪と福永はなぜか途中から海さんに教えてもらっていたので、手持ち無沙汰のAは灰羽を連れ込んだのだ
すると案の定、一番のバカと判明した
「虎、がんばって」
山「おっしゃ!教えろ!!」
Aの一言ですぐにやる気を取り戻した山本は、すぐさま次の分からない問題に手をつけるらしい、
「犬とリエーフも早く終わらしてご飯食べよ」
犬灰「「うっす!」」
それぞれにまた教え始めたA
3人のやる気の持ち上げ方はもう習得づみのようだ、
黒「きつねー、ここわかんねぇ」
「んー」
勉強中の黒尾が、シャーペンで問題を指しながらAにそう言うと、だるそうに立ち上がりながらも黒尾たちがいる机まで行きその問題をちらっと見る
そして、少し考えてから黒尾に教え始めた
それを見ていた灰羽が、びっくりしたように立ち上がって、
灰「きつねさん、3年の勉強わかるんすね!」
「あっちでやったー」
灰「すっげぇ!」
黒「にては英語ダメダメだけどな」
「話せればいいんだし」
会話しながらも黒尾のワークにどんどんヒントを書き込んでいるA
そのままAがあちらこちらに教えてているうちに、数時間がたち、そろそろお腹も減ってきた頃
「夜久せんぱーい、ごはん」
ひょこっと机に肘をついて上目遣いで夜久を見るAはお腹がすいたのかぐだぁーっとしならがそう言うと、勉強中だった夜久が、不満そうな顔で
夜「きつね、俺は家政婦じゃねぇ!」
「俺、料理できなーい」
夜「はぁ?まだ黒尾に作ってもらってんの?」
「そうだけど?」
夜「おい!黒尾!きつね甘やかしてんじゃねぇ!」
そういって、目の前に座る黒尾を机の下から蹴る
それに気づいてなかった黒尾は突然のことに驚いたが、
黒「きつね、用意してやらねぇと食わねえもんなぁ」
夜「きつねも何年一人暮らししてんだ!身につけられるだろーが!」
「えぇーーー、やだ」
黒尾だった標的がAに移り、げっと顔をしかめながら黒尾の座る足に跨り座ろうとするA
夜「おめーらはどこぞのカップルか!!?」
黒「かわいいきつねちゃーん」
「足痛いもん」
すかさずつっこむ夜久に、少し嬉しそうな黒尾は、慣れているのかAのお腹に手を回してぐいっと自分の方に引き寄せる
161人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シオ(プロフ) - ここっとさん» 初コメありがとうございます!!頑張ります!!! (2017年3月23日 23時) (レス) id: 7cf7f43f28 (このIDを非表示/違反報告)
ここっと(プロフ) - きつねさんかわいいです!クロに甘えてるところなんかもう…やばいです(語彙力無くてすいません…)更新楽しみにしてます!がんばってください (2017年3月23日 17時) (レス) id: fbaff93bcc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シオ | 作成日時:2017年2月16日 19時