私 ページ16
忙しいジンさんだから遅くなるかな？と思っていたのに予定より早くて驚いた。
閉店作業も手伝ってくれて、申し訳なかったけど賄いを食べるからと、気を遣わせないようにしてくれる優しさを感じて超大盛りの"豚丼"を作った。
JIN「美味しかった！ごちそうさま。」
細い体のどこに入る？と思うほどパクパクと食べてくれた。
食欲が無かった頃を思い出し、その姿に安心する。
少しでもくつろげるようにと自宅でお茶を出すとジンさんが真剣な表情になり話し始めた。
JIN「ヌナに聞いてほしいことがあるんだ。」
私の目を見ながらフッと息を吐くと言葉を続けた。
JIN「この前、ヌナの家族になりたいって言ったのは… ずっとヌナの隣にいて守りたいってことで、それは… ヌナのことが好きだから。ううん、違う。愛してるから。」
驚き、喜び、戸惑い… 色々な感情が押し寄せて、胸がドキドキして、どうしたらいいかわからなくなる。
横に来て手を握り「僕の恋人になってくれませんか？」と言われた瞬間涙がこぼれ落ちてしまった。
どうしよう、何て答えよう、私なんかがジンさんの恋人なんて…
でも、私の気持ちは…
A「私もジンさんが好き。」
震える声で伝えるとジンさんの温かさに包まれた。
JIN「ありがとう！大好き！愛してる！僕のヌナ！」
ジンさんの胸に顔をうずめながら恥ずかしくて、いつ顔をあげたらいいかわからず困っていると頭上から声がした。
JIN「ヌナ、これからはAって呼んでもいい？」
顔を見ることができなくてそのまま頷く。
JIN「A、顔見せて。」
恐る恐る顔を上げると私を見つめるジンさんの嬉しそうな笑顔が近くにあって、慌てて離れようとしたけれど腕を捕まれて背中から抱き締められた。
A「ジンさん、近い！」
JIN「離れたくないんだもん。それと、ジンね。ジンって呼んでね。A。」
もう、キャパオーバー…
なにも言えず、黙っていると
JIN「練習しようか？呼んでみて。」
ドキドキしながら呼んでみる。
A「ジン…」
私を抱き締める腕に力がこもり、耳元で囁かれる
JIN「A。もうずっとこうしていたいよ。」
A「このままだと私の心臓が持たないよ。」
そう言うと「仕方ないな」と離してくれてやっと顔が見れた。
私も赤いだろうけど、ジンさんの顔も耳も真っ赤で、ドキドキしていたのは私だけじゃなかったんだと思ったら少し落ち着いた。
JIN「これからもよろしくね。」
見つめ合い、笑顔で頷いた。
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はは(プロフ) - Suzuさん» コメントありがとうございます！私の前作『オンマがヌナ』ではジン君が本当に切なく終わらせてしまったので… 今作では幸せになって欲しいと思っています。が… 気まぐれに書いていますのでどうなるか… 最後まで一緒に楽しんでいただければ嬉しいです。 (5月20日 19時) (
レス) id: 8c6d19cddf (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - ヒロインちゃんとジンくん！！切なすぎて泣いてます😭✨２人とも幸せになってぇぇぇ😭😭😭← (5月20日 14時) (レス) id: 12686616a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はは | 作成日時：2023年2月2日 20時
