拾ってあげるよ（TH）２ (ページ8)

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車に乗ってさほど時間が経たずに

グクさんの自宅へ着いた

グクさんは私が歩けると言っても
過保護の様だ…

グク

「おんぶしようか？」

A

「えっ…恥ずかしいです」

グク

「足冷えたでしょ」

「歩ける？」

A

「歩けますよ…」

グクさんは私の荷物を軽々く持ち
片方の手で私を支えて歩く

仮にも推しであるグクさんに
こんなに近くで…

どうしよう…

私ったら泣いたりするから
心配かけちゃった……

部屋に入るなり私は謝った

A

「グクさん…ごめんなさい」

「ご迷惑をおかけして」

グク

「謝らないでよ…」

「もっと早く助けてあげられなくて
　俺こそごめんね…」

グクさんが謝るなんて…
私がいつも皆んなに迷惑かけてるのに。

グク

「取り敢えず…お風呂だね」

「おいで…」

「着替えはあるの？」

A

「慌てて荷物まとめたので無くて」

グク

「OK」

「なら…俺のでいい？」

A

「えっ！！！！」

「ダメですダメです」

グク

「なに…その断り方…笑」

「傷つくわーーー」

A

「だって…」

グク

「そっかぁAの推しだもんね笑」

A

「えっ…あっ…はぃ…」

グク

「じゃぁ推しが言ってるんだから」

A

「すみません…」