L.O.V.E.-Ⅱ- (ページ5)

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アイスクリーム -F- ページ5

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「百瀬…これ知ってる？」

藤ヶ谷先輩はスマホを取り出して、
私にお取り寄せで有名なアイスの写真を見せてきた。

「これ！めっちゃ美味しいアイスじゃないですか！」

「やっぱり甘いもの好きの百瀬は知ってたか、
実はさ、これ頂いたんだけど、一人じゃ食べきれないからさ。
よかったら俺の家に食べに来ない？」

「え！？いいんですか！？
一度食べてみたいと思ってたんです！」

「それはよかった。早速だけど、今夜とかどう？」

「はい、大丈夫です！」

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「ご馳走さま。すごくおいしかったよ。
なんか逆に悪かったな、夕ご飯作らせちゃって」

藤ヶ谷先輩はダイニングテーブルに並んだ食器を片付けながら言った。

「いいえ！アイスの御礼ですので…
喜んでもらえて嬉しいです」

「さて…それでは食後のデザートといたしますか。
おいで？どれがいい？」

藤ヶ谷先輩は手招きをして冷凍庫の扉を開けた。

「うわー！！たくさん味があって迷っちゃいますね…う～ん…」

「なにで悩んでるの？」

「イチゴかチョコ…」

「じゃあ、はい」

藤ヶ谷先輩は私にイチゴのアイスを渡した。

そしてチョコのアイスを手に取ると
「俺はチョコにするから、これで２つの味食べられるでしょ？」

「はい！」

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