音駒高校バレー部のマネ？居るよ。一応。

赤葦京治はイケメンである(過去:14.2話) ページ31

｢うぉ｣
｢お、と｣
誰かに、ぶつかった

｢あ、スミマセン！！｣
｢大丈夫ですよ｣
う、っわ･･･

黒髪で、癖のある髪
び、美人････


いや、美人系のイケメン、と言った方がいいだろうか

確か、梟谷のあ、あ･･･
｢あかーし！へいへーい！！！｣
｢･･･なんですか木兎さん｣
｢そう、赤葦だ！｣
｢はい？｣
思わず声に出してしまった
赤葦も･･･赤葦さんも少し驚いた様子

｢ん？知り合いか？赤葦｣
先ほど赤葦さんに元気に飛びついてきたミミズクのような頭の、梟谷 木兎光太郎。
この人は夜久さん達が話していた。
テンションの上がり下がりの激しい、子供のような奴の代わりに、パワーもあり、次期大エースと詠われている
･･･らしい

｢いえ、あー･･･｣
｢音駒の1年マネージャーの六野です。｣
軽く頭を下げる
すると赤葦さんも｢梟谷1年の赤葦京治です。｣と同じように頭を下げてきた。

てか、
｢同い年なんだ･･･｣
｢ああ、そうだね。これから何度か関わる事もあるだろうし、よろしく。六野｣
｢おう、よろしく･･･赤葦。｣
よろしく
そう言った赤葦の笑った顔は、やけに綺麗で、一瞬 魅入ってしまった




｢おお！来たかA｣
着いた早々にぎゃあぎゃあ騒ぐ

｢うるっせえんだよ目立つだろうが馬鹿！｣
｢痛いっ、痛い痛い痛い｣
音駒の机に来て膳を置いて山本の首を絞める
先輩や孤爪達は｢あー、山本アホだなあ｣という生暖かいのか逆に冷たいのかの目で見ている
孤爪は絶対後者だけど


｢六野、いい加減止めないと、そろそろ山本の息絶えるぞ｣
｢･･･はあ。｣
｢うぇっ、ゴッホゴホ｣
海さんに言われて渋々腕を離して自分も山本の隣の空いている席に座る

｢お前ら、何気に仲良いよな｣
｢仲良くないですっ！！変なこと言わないでください黒尾さん！！｣
ついムキになって言い返す

俺と山本が仲良い？冗談じゃない
そりゃあちょっとは山本にか、感謝･･･とかはしてるけど、それとこれとは別で････



あれ、

俺と山本って、なんなんだ？
クラスメイト？でも、それだけじゃないろ。
恩人？間違ってはいないけど、そんな感じじゃない


俺と山本の関係 は、一体何なんだろう

黒尾鉄朗の髪型の理由(過去:15話)→←マネージャーは忙しい(過去:14話)

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