【twst】相手を騙さないと出られない部屋【エース・トラッポラ】 (ページ4)

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箱の中ページ4

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何にも聞き返さず意見を述べた私を見て、エースの表情が驚きへと変わった。

本当は信じたくはないけど他に思いつくものはないし、早く出たいのにエースは無駄な動きをするようなタイプじゃないと思って、思い切って自論を述べたのだ。

「…さあね、どっちデショ」

帰ってきたのはそんな返答。
さっきまでの項垂れた様子はどこにいったのか、エースは小馬鹿にする様に笑って、コツンとおでこを合わせてきた。距離が近いよりもなんか言い方にイラッとしたけど、コイツは元々こんなやつだし、何より、

「(ほかの理由がないのに、普通キスして来ないでしょ)」

しかも寝てる間に済ませたかったのに、タイミング悪く私が起きたから、本人の計画的には台無しになったのだろう。多分エースがもう一回勢いでやろうとしてたのも私止めちゃったし………さっきの頬のやつもあるから、口同士であることの条件も高い。選択肢の幅が狭まってきたはいいけど、これからどうするって話だ。じゃあ今からちゅーしましょうなんて切り出せるわけがないし、エースがもう一回切り出す可能性はなくはないけど、そんなの待ってたら日が暮れる、ってか今何時、時計もなにもないから状況が＿＿＿＿＿＿

カチャ、

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