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Childhood friend…64 ページ15

A「………」


月島「A、ちゃんと聞いて」


A「………」


月島「…Aのことが好き。覚えてないくらい、ずっと前から」


A「っ……!」


月島「なっ…!」




先程のキスで頭がからっぽになった分
何故か急に落ち着いてしまって


優しく囁かれた彼の言葉は
素直に私の中に入って来た





A「……私の方が…」


月島「…え?」


A「私の方が、ずっと好きだったもん…!」


月島「っ…はぁ?それで泣いてんの?」


A「ううん、これは嬉しくて」


月島「あ…そう…」





少し戸惑った顔をしながら
そっと涙を拭ってくれる


私は覆いかぶさる蛍の胸を押して
ソファに座り直した





A「私はずっと昔から、蛍のこと大好きって言ってたのに。…蛍は素っ気なかったし…」


月島「…あれは…子どもの照れ隠し…みたいなのだろ。…お前だってだんだん言わなくなったじゃん」


A「ちゃんと自覚したら言えなくなっちゃったんだもん!断られたらどうしようとか思うじゃん!」


月島「いつ僕がAのこと拒絶したんだよ!?」


A「一度も無い!…そういうとこが好き。私に甘いとこが好き。優しいとこが好き。素直じゃないけど私を大切にしてくれるとこが好き。いつも…

月島「待って。……もういいから…」





蛍は大きな手のひらで私の口を覆うと
もう片方の手で自分の顔を隠した


指の隙間から見える蛍の顔は
先ほどよりも真っ赤で

本気で照れているようだ





月島「…ちょっと、見ないでくれる」


A「…やだ」


月島「〜〜〜っ」


A「蛍、可愛い」


月島「っ…嬉しくないから…!」


A「うわっ」





蛍の頬に触れようとした手をぐいっと引かれて

そのまま身動きが取れないくらい
ぎゅうっと抱きしめられる


蛍の顔は見えなくなってしまったけれど
その代わりに触れた体から

私と同じくらい早く脈打つ
彼の心臓の音が聞こえてきて


私だけじゃなく蛍もちゃんと
ドキドキしてくれていることに嬉しくなった





月島「ねぇ…もう一度キスしたい」


A「ダメ。まだ言ってもらってない」


月島「…僕と、付き合ってください」


A「っ…うん…!」





それから今までの幼馴染だった時間を
塗り替えるように


優しく唇を重ねた

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蒼月(プロフ) - りーさん» コメントありがとうございます^^すぎるくらいの幸せな二人を書きたかったので、そう思って貰えて嬉しいです!応援ありがとうございます! (2016年1月18日 9時) (レス) id: 045a0ed3fd (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - すごい幸せそうでキュンキュンしました!こういうほのぼの恋愛大好きです!これからも応援してます! (2016年1月18日 1時) (レス) id: 1203067f9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼月 | 作成日時:2015年2月11日 22時

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