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【サクラさんリクエスト】 五条side キッカケ2
*
たぶん、それがこの子を好きになったキッカケだと今ではそう思う。
その時はただ、興味を引かれただけだと思ってた。
とても幼い少女とは思えぬ、憂いを帯びた黒と僕と同じ蒼い眼。
その色違いの眼が僕を捉えて離さなかった。
とうに見飽きている僕の蒼とはまた違った色。
それが凄く、凄く、美しいものに見えたんだ。
それからはただ単純に彼女を好きになっていく日々。
最初は冗談だった花嫁も、直ぐに本気になった。
Aと結婚したい。
今はただこれだけ。
彼女を離したくない。
*
A
「…ぅん…。」
彼女の髪をさらさらと撫でていると、小さな声が聞こえた。
A
「さとる…、起きてたの?」
そう言った彼女は眠たそうに、眼を細めて僕を見る。
長い睫毛に縁取られた蒼い眼は、月明かりに照らされ暗闇でも淡く輝く。
同じ色なのに、違う色みたいだ。
きっとそれは彼女自身が持つ、心の美しさが現れているんだろう。
五条
「ごめんね、起こしちゃった?」
A
「ううん。」
「……夢見てた。」
五条
「夢?」
A
「うん。」
「悟と出会った時の夢。」
左手で天井を仰ぎ、ぼーっとするA。
今度は、左手にはめている指輪を月明かりが朧げに照らした。
なんてタイムリーな夢を見てたんだこの子は。
五条
「懐かしかった?」
A
「…うん。」
僕にぴったりとくっついてくる彼女の頭を撫でる。
そうすれば、気持ち良さそうにふわりと笑った。
そんな小さな癖さえもとても愛おしい。
A
「……悟ってやっぱりロリコン?」
五条
「違うよ?」
なんでこの子は僕をロリコンだと疑うんだか。
*
サクラさん、リクエストありがとうございました。
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mito(プロフ) - みるたそさん» 確かに本誌辛いですよね…。 (2021年3月9日 17時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
みるたそ - mitoさん» お風呂ネタ意外と好きなんですよ〜苦笑自分は変態かっ!本誌が辛いのでmitoさんの小説で癒されています!^ ^ (2021年3月9日 17時) (レス) id: 2548faf38b (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - みるたそさん» お風呂いいですね!思いつきませんでした!書いてみます! (2021年3月5日 7時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
みるたそ - リクで、一緒にお風呂に入ると駄々をこねまくる五条さんと夢主が一緒にお風呂に入り、湯船に浸かっている時に首を甘噛みして甘えて来た五条さんに仕返ししてじゃれあったり、体を洗いっこするまで出ないという五条さんを渋々許したりする甘々が見たいです^ ^ (2021年3月4日 22時) (レス) id: 2548faf38b (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - みるたそさん» 全然大丈夫です!!むしろそう言って貰えて嬉しいです!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mito | 作成日時:2021年2月25日 16時