82 - 本編 ページ22
【VS漏瑚2】 漏瑚という名の特級呪霊
*
??
「…その眼、五条悟と同じ眼か。」
A
「そうだよー。」
??
「そうか。」
「では、お前が五条悟の花嫁か。」
A
「待ってなんで呪霊が知ってんのさ。」
「てか、花嫁とか言うのやめてくれる?」
野良の呪霊がこんな事を知ってるのはおかしい。
こちらの事情に詳しい術師が呪霊側にいるのかな。
A
「あ、君達って名前あるの?」
??
「…急になんだ。」
A
「いや、他の呪霊とは違って普通に喋れるじゃん?」
「だから名前とかあるのかなーって。」
??
「……漏瑚。」
A
「漏瑚か〜。」
「あ、じゃあこの間高専に来た呪霊も名前ある?」
漏瑚
「…高専を襲ったのは花御と言う。」
A
「やっぱり名前あるんだ〜。」
「他は?他の仲間の名前は?」
漏瑚
「…情報は吐かん。」
A
「そっか〜、残念。」
この漏瑚とかいう呪霊、意外にも話に乗ってくれる。
他に何か話題はないか。考えろ。
漏瑚
「もう時間稼ぎはよいか?」
A
「…やっぱりバレてた?」
あはは。と、笑って誤魔化す。
*
A
「あ、いい事考えた!」
「ここはお互い情報交換で退くってのはどうかな?」
「君も普通に喋れるし、悪くないと思うんだよね。」
「私も高専の情報いっぱい話せるよ?」
嘘ハッタリもいいところだ。
高専の情報など上辺の簡単なことしか知らない。
A
「今後結構役に立つと思うだけどな〜。」
「…どうかな?」
漏瑚
「貴様の力は儂より遥かに下だな。」
「なのに何故儂が情報を教えねばならんのだ。」
A
「お互いにメリットがあった方が嬉しいじゃん?」
漏瑚
「貴様も五条悟と同じで軽薄、くだらんな。」
そう言い、漏瑚と名乗った呪霊は構えた。
そろそろ誤魔化すのも限界だな。
A
「残念だな〜。」
「君強いし、沢山お喋りしてくれるからさ〜。」
「お友達になれたら良かったのに。」
刀を抜き取る。
漏瑚
「心にも無いことを言う。」
「やはり人間はくだらん生き物だな。」
*
いざ、戦いへ。
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作者名:mito | 作成日時:2021年1月17日 0時