検索窓
今日:18 hit、昨日:15 hit、合計:568,087 hit

83 - 本編 ページ23

【VS漏瑚3】 戦い





漏瑚
「火礫蟲。」


ポンッと音がして、火山頭から変な虫が飛び出してきた。


漏瑚
「行け。」


数匹いるうちの1匹が私に向かって凄い速さで飛んでくる。

よく見て、この眼で。

スパッと刀で虫を切り落とす。


A
「よし。」


このぐらいのスピードだったら切れる。


漏瑚
「たかが1匹防いだだけだろう。」


そう言うと、残りの虫を全て私に向かわせた。

大丈夫、いける。
動きは直線的でわかりやすい。
1匹ずつ切り裂いていく。


A
「最後。」


漏瑚
「…甘いな。」


火礫蟲
「〜〜!!」


A
「!?」


切り裂こうとした瞬間、虫から物凄い音が鳴り響き、一瞬怯む。
その一瞬の隙を相手は見逃すわけない。


漏瑚
「弱いな。」


A
「っ!」


ドッ!という音を立て虫が爆発した。
急いで後方に避けたが、右足に少し食らってしまった。制服が溶け、自分の肉が焼ける匂いがした。
この眼で見たおかげで、ダメージは右足だけで済んだ。


A
「いってぇ…。」


そこまで傷は酷くはないが、空気に触れるとヒリヒリと足が痛む。


A
「!!」


音もなく背後に呪霊が移動していた。


漏瑚
「燃えろ。」


炎が私に向かってくる。
前に出した手が炎に触れ、ジュウッ!っと、音立てた。


A
「っう…!!」
「術式解除!」


術式を発動させると、フワッと炎が消えた。


漏瑚
「術式が…!」


よし行け、相手の懐へ突っ込め。
刀を放り投げ、素早くナイフを抜き取り、驚いている呪霊の懐へ入り込む。


A
「体術勝負!」


低い体勢から素早くナイフを振り上げた。


漏瑚
「!」


腕で防がれる。
関係ない、思い切り振り切れ!


A
「っああ!!」


呪霊の腕を切り落とし、そのままの勢いで回し蹴りを頭に食らわせる。
呪霊は数歩よろめき、頭を抑える。


A
「ふぅ…。」


漏瑚
「…随分と面白い術式だな小娘。」


呪霊はそう言って腕を再生させ、私に向かってくる。
高専を襲った呪霊より、速い。


漏瑚
「体術勝負と言ったな?」


そう言って次々と繰り出させる拳や蹴りを防ぐ。


A
「ぐっ…!」


腹に一発モロに食らったが、なんとか耐える。
繰り出される蹴りを右腕で防ぎ、ナイフを左手に持ち変えて振り切る。


漏瑚
「体術勝負ならこれはいらぬだろう。」


左手を掴まれ、持ってるナイフを奪われる。
ナイフを持った呪霊はそのまま私の腹を貫いた。





激痛。

84 - 本編→←82 - 本編



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (263 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1273人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 伏黒恵 , 五条悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mito | 作成日時:2021年1月17日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。