79 - 本編 ページ19
【稽古9】 新たな呪具
*
A
「真希さーん!今日こそ稽古つけてー!」
虎杖
「俺も!!」
私と悠仁で2年の教室に勢いよく突っ込む。
釘崎
「ちょっとアンタ達待ちなさいよ!」
後から野薔薇が追ってきた。
あんた達2人とも速すぎんのよ…。と、息を切らしている。
真希
「いいぜ。じゃあ外出な。」
「虎杖はパンダにやってもらえ。」
*
A
「呪具の扱い方と並行で体術も教えて欲しくて。」
真希
「あ、そうだ!」
「お前に渡そうと思ってたやつがあんだよ。」
「ちょっと待ってろ。」
そう言って真希さんはどこかへ行ってしまった。
パンダ
「よっしゃこい!」
虎杖
「うす!」
あっちは順調そうだ。
釘崎
「アンタ達ほぼ毎日特訓してない?凄いわね。」
A
「野薔薇もやる?」
「相手になるし、逆になって欲しいな。」
釘崎
「やめとく、流石に毎日はいいわ。」
ちなみに今日、恵は単独任務だ。
*
真希
「ほれ、こっちのナイフと刀使えよ。」
ガシャンと、放り投げられた呪具を慌てて受け取る。
今使ってるやつと何が違うんだろう。
見た目の違いは刃が少し黒寄りの色になったぐらいか。
A
「何が違うの?」
真希
「性能だよ。」
「今渡した2つの呪具にはそれぞれ特徴がある。」
「まず、ナイフの方な。」
抜いてみろと言われたので、鞘からナイフを抜き取る。うん、しっくりくる。
真希
「それは、刻速。」
「その呪具の使用者の速度が上がる。」
「まぁ、あくまで少しだけどな。」
「相手の懐に入りたいお前にはピッタリだろ?」
A
「確かに!」
「すごい、こんな呪具あったんだ〜。」
クルクルと手でナイフを回し、空に掲げる。
刃の部分が少し透明に見える。綺麗だ。
真希
「次は刀、耐刀。」
「こっちは名前そんまま、ぜってぇ折れない。」
なんだか凄い呪具を貰ってしまった。
A
「ちなみに値段聞いても…?」
真希
「聞かない方が身のためだと思うぞ。」
A
「壊さないように気をつけます。」
*
壊したら悟にどうしにかして貰おうっと。
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作者名:mito | 作成日時:2021年1月17日 0時