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恐怖と怯え。





悪夢と優しさ。





「どうして助けてくれなかったの?」
「全部全部あなたのせいよ。」
「痛い、苦しい。」


A
「…っ!」


じっとりと背中に汗をかいていた。
変な夢を見た。胸糞悪い。

気持ち悪い。

気持ち悪い。

気持ち悪い。


A
「….っう!」


ドタドタと慌ててトイレに駆け込む。


A
「ぅえっ…!ぅ、うぅ…。」


胃の中にあったものが全て戻される。
それが苦しくて、ポタポタと無意識に涙が零れた。


A
「…っ、ご、ごめんなっ、ごめんなさいっ…!」


誰もいない暗闇に謝り続けた。





五条
「おっはよー!」


朝から元気100%、ハイテンションな悟。
…あー、眠い。


五条
「…どしたのA。」
「元気ないね?」


A
「…別に。」


五条
「…。」


ふぁっと欠伸をし、悟を見上げる。
彼の銀髪が日光を受け、キラキラとなんとも形容しがたい光を纏っている。


五条
「…A、ちょっとおいで。」


A
「え。」


急にぐいっと手を引かれ、私の部屋に連れて行かれる。


A
「な、なに?なにするつもり?」


変な事したら訴えてやると、そう言おうとした口は悟の手で塞がれた。


五条
「落ち着いて。」
「Aが考えてるような変なことはしないよ。」


私が考えていた事を見透かすような言葉。
いや、お前も少しは考えたんかい。


五条
「昨日、寝てないんでしょ。顔色も悪い。」
「なんかあった?大丈夫?」


優しい言葉。
傷んだ心にスっと入り込んで、容易く口を開かせる。


五条
「話してごらん。」


A
「…ゆ、夢を見た…。」


それから私は昨日見た夢の事を話した。
きっとその夢は助けられなかった両親への罪悪感から来るものだろうと悟は言った。


A
「…そんなのわかってる。」
「わかってるけど…!」


ポロポロと涙が溢れる。
そんな私を悟は蒼い瞳でじっと見つめていた。


五条
「A、おいで。」


先程とは違い、そっと私の手を引きベットに倒される。
ぼふっと音を立てて2人とも倒れ込む。
悟は私をゆるく抱き締めた。


五条
「…大丈夫だよ。」


優しい声で私の頭をふわふわと撫でる。


五条
「Aは何も悪くない。」
「だから、大丈夫。落ち着いて。」


トン、トンと優しく背中を叩かれる。


五条
「何があっても僕が守ってあげるから。」
「安心して。」


あったかくて、いいにおい。


五条
「傍にいるから安心していいよ。」





優しさ。

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mito(プロフ) - 稲荷さん» ありがとうございます! (1月16日 12時) (レス) id: bf0506b15b (このIDを非表示/違反報告)
稲荷 - ふおぉぉぉ!更新頑張って下さい! (1月16日 6時) (レス) id: cdc9489625 (このIDを非表示/違反報告)
mito - 琥珀さん» あんまり恵の出て来てないので、現時点では五条落ちになると思います。更新頑張ります。 (1月15日 17時) (レス) id: bf0506b15b (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 是非、五条悟落ちでお願いいたします。 (1月15日 16時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 是非、五条悟落ちでお願いいたします。 (1月15日 16時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mito | 作成日時:2021年1月13日 21時

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