五条家の落し物【呪術廻戦】

14 - 本編 ページ14

【あれ？幼馴染だよね？7】 同棲？


＊


恵が来てから数ヶ月が過ぎた。

何故か私は悟と一緒に住んでいた。


A
「…なんでこんな事に。」


寝ている悟に抱き締められながら、そう呟いた。


五条
「…ん。」
「…A、…なんか言った？」


A
「いや、なんでこんな事になってるのかなって。」


五条
「こんなことって？」


A
「見てわかんねぇんか。」


五条
「やなの？」


A
「ノーコメント。」


五条
「つまりは、いいって事ね。」


悟は少し眠たそうに、ぎゅーっと抱き締めてくる。
もうこれはどうすればいいのだろうか。


＊


僕の未来のお嫁さんをあんな所に住ませられない。

その一言で、高専の近くに一軒家を購入しやがった。しかも結構広い一軒家。
まず、嫁にはいかないし、寮で良かったし…などなど、言いたいことは沢山あった。
流石、特級術師。
めちゃくちゃぶっ飛んでやがる。


五条
「A〜、おはようのキスは？」


A
「しない。」
「1回もした事ないわ。」


五条
「もうつれないなぁ。」
「…しょーがない、朝ご飯にしよっか。」


よっこいしょ。と、ベットから降りてキッチンへ向かうその後ろ姿を見ながらつくづく思う。
本当に変な生活。

でも…、悪くないなって。


五条
「A、朝ご飯何がいい？」


A
「…サンドイッチ。」


五条
「りょーかい！」


楽しそうにニコニコと笑う悟。
そんな彼を見ていると、まぁ、いっか。なんて思ってしまう。


＊


五条
「朝ご飯作ったらご褒美のキス貰おうかな。」
「いや、むしろそれ以上…。」


A
「そんな事したら淫行教師って言いふらすからね。」

15 - 本編→←13 - 本編

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す