ひきこもりでもシェアハウスしたい！パート４

まふまふ 胃腸炎* ページ5

※間接的ですが、嘔吐、下痢表現があります。苦手な方はUターンをお願いします。

4.センラさいど

まーしぃから連絡が来て、まふくんを病院に連れて行った。行きは大丈夫だったんだけど、まふくんが帰りの車で酔っちゃって。コンビニで落ち着くまで待っていたんだけど、途中でお腹が痛くなったみたいでトイレに連れて行った。

ドアを開けてもらうと、ひどい顔色で倒れそうになっていて。まぶたをめくると真っ白だったから貧血だろうな。少しだけ水を飲ませると、その背中が波打って吐いちゃって、結局トイレを出られたのは約1時間後だった。

まふくんを抱き上げて車に乗せる。それからまふくんは家に着くまで目を覚ますことなくぐっすり。あんなに吐いて下して、疲れちゃったよね。

まふまふ「…ここ、家？」

センラ「そやで。せっかく寝れてるのに起こすの申し訳なくてここまで運んだんよ」

まふまふ「ありがと…」

志麻「ちょっと顔色ようなったな。熱測ってみようか」

熱を測ると38.1℃。まだ高いけど、結構下がったな。何度？って聞いてくるまふくんに、ちゃんと下がってるよとだけ伝えた。下がりはしたけどまだ38℃代。体温聞くとしんどくなるかもしれんやん？

センラ「ずっと飲まず食わずやったし、なんか食べられそう？」

まふまふ「ちょっとなら…」

志麻「今持ってくるから待っててな」

しばらくして、まーしぃが何個かゼリーを持って戻ってきた。

志麻「ほい、持ってきたで。いちごとりんごとみかん、なにがいい？」

まふまふ「んー、りんご…」

まーしぃと二人でゼリーを食べさせる。まふくんが食べられたのはほんの少しで、数口でお腹がいっぱいになったみたい。

まふまふ「ごめん、もう食べれない…」

志麻「ううん、ちょっとでも食べれてよかった。薬飲んで寝ような。俺もセンラもずっとここにいるし大丈夫やで」

薬を飲ませて布団に寝かせる。このまま体調戻りますように。その願いが通じたのか、数日後には熱も下がって、元気なまふくんが戻ってきた。

作者より。→←まふまふ 胃腸炎*

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