俺は知ってる 美勇人side ページ12
「ちがう…全然ちがうなんにも分かってない
美勇人は顔だけじゃないもん顔だけなんかじゃない
それに美勇人はものじゃないもん
あげる
なんてそんな失礼なこと
謝って美勇人に謝って」
なんで？なんで俺のことなの？
自分のこと言われたのに？
これ以上まゆが傷つけたら俺はAを止めようとした
「ごめんA？いいんだ…よえ…」
彼女の顔を見て言葉を飲み込んだ
彼女の目には涙がたくさん溜まってて
彼女はこぼさないようにまた付け加える
「よ…なぃよ…く…ないよ
美勇人はそんな人じゃないんだから
謝ってよもっともっと美勇人の心が傷ついちゃうよ」
そこまで言った彼女の顔を俺は見つめることしかできなくていつの間にか北斗の声がした
「んーと誰かは知らねえけど仮にも付き合ってたんだろ？
そんなことしか言えねーならもう美勇人に関わんな
で、こいつのこと悪く言うなら
俺黙ってないからあーあとあいつも
これ以上俺らの機嫌悪くなる前に消えてもらっていい？」
明らかに北斗はイラついててまゆは俯いて自分のグループに戻るそっからは北斗が彼女を抱きしめて
俺の心臓はバクバクしたんだ
真っ直ぐで素直な彼女の言葉は俺の胸に突き刺さる
だいぶ落ち着いて傷ついたであろう彼女は優しい顔で俺を見る
「俺のことなんかどうでもいーのに
…………でも………
ありがとね嬉しかった」
声が少し震えたそんな俺にまた彼女は真っ直ぐな瞳でにこって笑う俺は少し照れて
「貸しが増えたね」
って付け加えた
「さっ夜はどーすっかな？」
樹の一声で話し合いは再開されて
北斗が彼女の腰に片手をまわしてる
なあ北斗？お前どっちなんだよ？
俺お前がごめんって言ったの知ってんだよ
ぐずぐずしてんなら
まだお前の彼女じゃねーなら
俺好きになってもいーよな？
上を向いて下唇を噛む
いや
もう俺すきだわ
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Milk-tune aran(プロフ) - はじめまして、非常にメンバーの特徴が捉えられてて面白いです!!更新頑張ってください！ (2017年12月29日 23時) (
レス) id: 910b751467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぅ
| 作成日時：2017年12月22日 23時
