初めてにはじめまして ページ43
『え?このアーティスト好きなの?』
「うんすごい好き」
『え、私もすごい好きめちゃくちゃ聴いてる新しいこのアルバムもめちゃくちゃ聴いてるなんなら2年前からツアー1人で行ってるし』
「え?まじ?俺もそれ行ったよ」
『え?凄い!ならひーくんと会ってるかもしれないね』
誰かと2人でドライブをするのならこの曲を聴きたいと思ってた曲をひーくんは車から流したんだ
「ねえA?」
『ん?』
「真っ赤な痕の原因ではないよね?北斗くんは」
『....なんで?』
「だってこの前はなんにもついてなかったし」
『お見通しだね』
少し笑うひーくんの優しそうな横顔はいつもと同じ
「ねえA?今日のデートが楽しかったらひとつだけお願い叶えてくれない?」
『お願い?』
「俺もきくからAのお願い」
そんなの前までの私だったら絶対聞いてなかったと思うんだよ
でもさ
流れてくる私の大好きな音楽が私とひーくんの間に心地よく流れてて
赤信号で止まるとひーくんは目尻に皺を寄せて笑い私の頭を撫でる
「リップの色かわいいね」
そっかラウちゃんが無敵になる理由が分かるよ
ずるいじゃんそんなの
『分かった楽しかったら私もお願い叶えてもらう』
「お、それは絶対楽しませなきゃね」
どんなお願いなんだろうって少しだけ期待してる私はどうしたんだろう
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作者名:むぅ | 作成日時:2019年9月14日 1時