僕等の居場所 (ページ7)

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私はまだ一つだけいっていない事務所を思い出した。

「スターダスト。。」

「ここが最後だから、意地でも帰るわけには行かない、、。よし！！！！！！！！」

バンっ！！！！！

「！！！！いーーーーーったああ！！！！！」

？「わー！！ごめんなさい！大丈夫？怪我！ない？！」

「いって、。だ、大丈夫です。あ。。」

ネイムカードを見るとこの事務所のスタッフさんで、
「あの！！！私！吉野真琴っていいます！私の曲を聴いてください！！！！」
あまりの声のデカさにスタッフさんもびっくりした顔をしていて私も声がひっくり返ってしまった。

いい忘れていたけれど、私が小野寺真琴ではなく吉野真琴と名乗っているのは、父が有名な音楽プロディーサーだからその娘って思われるのが嫌だからという理由で苗字を変えている。
吉野にした理由は。。。始めていった事務所にたまたま吉野と呼ばれた人がいたからとっさに思いついたからで、深い理由はない。

ス「ふっ笑君必死だねー笑若いみたいだけどまあ、聞くだけならいいよ笑」

「え、！！ありがとうございます！！お願いします！！！！」
ス「あー、その代わり！君にお願いがあるんだけど。」

「お願い？ですか、、なんでも聞きます！」

ス「じゃあ、オーディション！これからあるアーティストグループを作ろうと思っていてね、そのボーカルを決めるオーディションを今からやるんだ。君に審査員をお願いするよ。」

「はぁ、、え、私が審査員を？？？？」

ス「うん。ちょうど君と同年代の子たちがやるオーディションなんだ。よかったらお願い！ボーっと聴いているだけでもいいからさ！」

「わかりました。審査員、私でよければやります。」

ス「よろしくね。まあ、音楽つくれるってことは耳も良いと思うし、なんかいいなーって思う子がいたら言ってね？
いい忘れていたけど、僕は佐々木真。ここの音楽スタッフです。よろしくね吉野さん。」

「あー、はい！宜しくお願いします！」
吉野さんと言われるのはなんだか慣れなくて、名前呼ばれても返事できなそうで怖かった。