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「いってきます!」

♪〜
イヤホンから流れる心地良い音に耳を傾けながら都内にでかける。

カゴの中には教科書だけとは思えない程の荷物をいれて、

実は今日は学校を休んだ。
親にも学校にも休むことを言っていない。つまり無断欠勤。

私は今音楽スタジオの前に立っている。
「よし。」
音楽と生きていきたい。そう思った私には一つの未来しか見えていなかった。


「すみません!担当の〇〇さんいらっしゃいますか!」

?「はーい。どちら様?」

「えっと、、私、、、、吉、吉野真琴と申します!あの、是非私が作った曲を〇〇さんに聴いて頂きたくて、もしよろしければ、、!!、お時間、、」

?「あー、、すいませんね、うち名前も知られていない人が作った曲を一つずつ聴いている暇は無いんだ、他当たってくれる?」

「え、あーあのでも少しでも良いんです!聴いてみて欲しくて、、」

?「だから、そんな時間ないんだって、だいたい君歳いくつ??制服着ているし、高校生?歌手志望で事務所に直々にお願いしにきているのならまだ分かるけど、、なに?作曲志望なの?悪いけど作曲や音楽プロディーサーうちには十分才能ある奴らが沢山いるから十分なんだ。他当たってね。」

「。。。」

?「あー、あと君若いしこんなことしたって誰にも相手にされないと思うよ。専門や音大をでてからもっかい出直してきた方がいいんじゃないの?
そんなんじゃあ、舐められちゃうよ。」

あっけなかった。
お父さんみたいに音楽で食べていきたくて。
始めはアシスタントでもなんでもやろうと思って音楽事務所に直談判しにきた。

つもりだった。あっけない。見事に担当の人にも合わせ目てもらえない。
「。。なんなのこのクソ事務所!!!!こんなんで私がめげるはずないでしょ!!!!」

とにかくその日、私はいろんな事務所を回った。
次の日も、学校が休みの日はいろいろな事務所回って、私の曲聞いてくださいって、
アルバイトでもいいから音楽づくりに携わらせてくださいって何度も頭を下げた。


なんとかアルバイトで雇ってくれる事務所が見つかって。そこで勉強しながら曲をつくっていた。

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作者名: | 作成日時:2016年11月26日 0時

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