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超特急が結成して、ファーストシングル発売、そしてセカンドシングル、サードシングルとCDを出して、
徐々にライブやファンイベントも多くやるようになった。

時間がたつのは本当にあっとゆーまで、
メンバーの半分が高校最後の年を迎えていた。

私も音楽スタッフとして、
曲の編集やボーカル組のレコーディングに立ち会ったり、フリーライブやライブハウスなのでの音響など様々な仕事を任せられるようになってきた。

レコーディングに立ち会ってアーティストの人たちと一緒に1つの音楽を作ることは今までない経験だったから、
私も一緒に音楽を、ステージを作っている仲間なんだって感じで凄く嬉しかったんだ。

7「あーお腹空いたわー!最近できたってゆー美味しいメロンパン屋のメロンパン!今日こーてきたんや!はよ食べたいわー!」

「え!知ってる!渋谷にできたお店でしょ!私も言ってみたかったの!おいしーの???」

タカシ君ともあれから徐々に話せるようになって今では仲のいい兄妹みたいな関係。

1「俺はメロンパンじゃなくてラーメンが食べたいけどなー。腹減ったわ、」

「コーイチ君はいつもラーメン食べたいってゆってるよね、そんなにラーメン食べてたら太っちゃうよ?」

1「うっさいわー!食いたいもんわ食いたいんや!」
今となってはコーイチ君とも普通に話せるようになった。

今日は新しい曲のレコーディングで明後日には新曲のフリーライブがある。
本当にトントン拍子でここまできて、余りにも時間が過ぎるのが早すぎて不安な事を考える時間もなかった。
表図は何もないかのように振舞っているメンバーでも、
初めてのことばかりで皆が不安な気持ちを膨らませていた。

だから、ちょっとしたことで雰囲気が悪くなったりすることも少なくなかった。

佐「じゃあレコーディング始めるよー。」

少し真剣な空気の中レコーディングが始まった。
レコーディング中はこう歌って欲しいとか、いろいろとアドバイスしたり私と佐々木さんとコーイチ君、タカシ君くんの4人で超特急の曲を作り上げてきた。
超特急の曲はいろいろな作詞作曲家や音楽プロデューサーの人達から原譜を貰ってその中から超特急に合う曲を佐々木さんと私、他のスタッフも混じれて決めていた。
この作業がいつも大変で、これだ!!!と直感で思う時もあったり、いまいちピンとくるものがなかったり、でもその作業でさえ全てが私にとっては幸せだった。

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設定タグ:超特急 , 吉野晃一 , 草川拓弥 , オリジナル作品
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作者名: | 作成日時:2016年11月26日 0時

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