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草川拓弥に超特急のメンバーにって声がかかったんだろう。
ありがとう佐々木さん、

初めて話したけれど、一瞬でなにかに引き寄せられるそんな感じに陥った。
ダンス未経験だったとは知らなかったけれど、
彼はきっと超特急にとってかけがえのない存在になる。そう思った。

「。。やるかやらないか迷ってるんなら絶対にやった方がいい。迷ってるってことは少しでも興味があるってことでしょ。全く興味がなくて嫌なら初めから悩んだらなんかしない。だからやってみて嫌ならやめればいい。」

4「、、、。あんたが俺を推薦したんだってね。佐々木さんから聞いたよ」

「!!!」

4「だからあんたに聞いたんでしょ、俺がアイドル向いてそうかどうか」

「、、だから!超特急はアイドルじゃなくて、、!」

4「アーティストでしょ??メインダンサーバックボーカル非アイドルグループ超特急。なーんか、だっさい名前だし売れる売れないも全く分からないけど。」

4「やってみるよ。あんたがそこまで言うなら。途中で向かないって思ったらその時辞めさせてもらうけど。」

「!!!うん!!ありがとう!!
えっと私は真琴!吉野真琴です。ここの事務所で音楽スタッフやってます。こらから超特急担当になります。よろしく!」

私は深々と頭を下げて握手を求めた。
4「ん。俺は草川拓弥。これからよろしく。」

たくや君はそう言うと乱暴に私の手を取り握手をしてくれた。

4「高校も同じみたいだし、いろいろよろしくね、まこちゃん。」
そう言って微笑んだ顔は今でもはっきりと覚えてる。


これが私と草川拓弥との出会い。
たくや君を初めてみた時、きっと自分では気づいてたんだと思う。

キラキラ輝く彼の笑顔を見た時、きっと一目惚れ。
それが恋愛での一目惚れなのか、
それともなにか人としてなにか惹きつけられるものがあったのかは分からないけど。

でもこれはきっと一目惚れで一瞬で彼のような人になりたいと思った。だから彼を超特急に入れたのは私のわがままだったのかもしれない。

彼が嫌がっても、どんなに拒絶しても私は彼を無理矢理にでも超特急に入れていたと思う。
草川拓弥が超特急に入った事でこれからどんどん事が進んでいく。

超特急って名の通り、勢いを止める事なく全速力で前に進み続ける。
そのことをまだ誰も知らないで。

皆んながみんな、自分の居場所を探していた。

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作者名: | 作成日時:2016年11月26日 0時

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