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第21話 ページ22

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◎ぐちつぼside

あろえたちと遊んでからしばらく時が経った。
あれからというもの、特に変わらず生活している。
いや、少し変わったことがある。
Aさんとも少しずつ遊ぶ機会が増えた。


あの日あろえに言われたことは、
今でもわかっていない。
新手の推理ゲームかと思ったが、
まあそんなはずもなく。


とりあえず今日は休日だ。
日々の疲れを癒すと共に、溜まっていた動画の編集をしなくては。


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編集をし始めてすぐに、家のチャイムが鳴る。
何だよ、これからだってときに。


玄関に行くと宅配業者さんだった。
受け取った荷物を見ると、実家からの仕送りだったようだ。
珍しい。ここ最近なかったのでこのダンボールが久しく感じる。


だが、中身を見るよりも先に編集を
終わしてしまいたいという気持ちが先行する。
終わってからでいいだろう、
そう思い床に置き、パソコンの前へ戻る。


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あれから何時間が経過したのだろうか。
気づけば外の日は落ちていた。
時計を見ると時刻は20時過ぎ。
腹も減ったし、今日はここまでにしよう。


あ、そうだ。仕送りに何か美味しいものが
入ってるかもしれん。
昼間に届いたダンボールを開けてみることに。


ありがてぇ...!自炊しない俺にとって
ありがたい産物が山ほどある!
そう思い、親に感謝の連絡を送る。
少しすると、返事が来た。

もう着いたのね、よかったー
そういえば、あんたの部屋の掃除してたら何か見覚えがある物が出てきたから送っといたわよ

見覚えがある物?
すると、産物の端にハンカチが挟まっている。
薄ピンクに染まった花柄の女の子らしいハンカチだ。
こんな物俺が持っていたのか?

ぐちつぼこのハンカチどこにあったの?
大事そうに机にしまってあったわよ

机に?大事そうに?何のことか見当がつかない。
そのハンカチを開くと、1枚の紙切れが落ちてくる。

あんたこれ、昔近所に住んでた子からもらったハンカチよね?
その子引っ越しちゃったんだっけ

そこには、

確か名前は、



“ またね ”



俺の中で何かが繋がった。
ハンカチと紙切れを握り締めて家を飛び出していた。
無我夢中で走っていた。


自信なんて無かった。

そうかもしれないの見切り発車だった。

けど今すぐ伝えたかった。


足が向く方向へ歩みを止めなかった。


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くろあ - すごい…!gtさんが昔を思い出すところは泣けた…!!!これからの更新楽しみにしてます!応援させてください! (2021年8月15日 22時) (レス) id: 008344802c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ろとさん» ありがとうございます!嬉しすぎるお言葉です!亀更新ですがよろしくお願いします! (2020年9月16日 19時) (レス) id: 81b5ab5178 (このIDを非表示/違反報告)
ろと(プロフ) - すごい面白いです!展開めっちゃ気になります!!更新楽しもにしてます! (2020年9月13日 16時) (レス) id: 7075e77ef1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年9月5日 0時

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