【リボーン!!】狼の情報屋 (ページ22)

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２０話【遠吠え】ページ22

NOside

犬｢威嚇…ですかね…｣

シ｢それは…どうかな…｣

シアルは骸を睨み付けた

骸(目付きが…違う…?
いや…気のせいですかね…)

ツナはふと我にかえり

綱｢シアル!!獄寺くんとビアンキは…｣

シ｢わかってるよツナ
ボクは犬ってやつと千種をやる
獄寺たちは何とかしてよ!!｣

犬｢クフフ…女一人で何が…っ!!｣

いつの間にかシアルは犬のそばにいた

さっきまで…あそこに…

シ｢狼速｣

犬｢いつの間にっ…｣

ｶﾞｯ!!

犬の体に蹴りが入り簡単に吹き飛んだ

千｢っ!!消えた…｣

シ｢こっちだ｣

千｢っ!!｣

ｶﾞｯ!!

次は拳をお腹に入れた

綱｢早い…｣

ﾘﾎﾞ｢狼技は自分の身体能力をあげて戦う体術だ

シアルは元から高いためより強い狼技が出来るようになった｣

犬｢なめてましたね…｣

口元を拭いながら立ち上がってきた

シ｢だから後悔しろって言ったんだよ｣

千｢でも次はこちらの番です…
っ！また消えた!!｣

千種の目の前からシアルは消えていた

シ｢こっちだよ｣

千種が上を見ると高く飛んでいるシアルがいて手には何か持っていた

シ｢狼投｣

シュビビビビ!!

木くずの雨が千種を襲った

犬｢こっちが疎かですよ!!｣

犬も飛び上がり拳を繰り出そうとしたが

シアルは石を投げて撃退した

犬｢く…｣

綱｢すごい…一人で押してる…
コレなら…｣

ﾘﾎﾞ｢恐らくそれは無理だ｣

綱｢え?｣

ﾘﾎﾞ｢シアルの様子をしっかり見やがれ
｣

リボーンに言われた通りツナはシアルをみた

シ｢…｣

シアルは大量の汗をかいていた

綱｢疲れて来てる…?｣

ﾘﾎﾞ｢狼技はかなり体力を使う

普段はあいつらはリミッターをかけて制限をしている

威力は格段に落ちるがな…

リミッターは遠吠えをし外して初めて狼技になる
長くは持たねえんだ｣

犬｢限界を感じますね…空園シアル｣

千｢あなたの体には憑依すればかなりの情報を得ることが出来そうですね…

一応契約はしときましょう…｣

シ｢ﾊｧ…ﾊｧ…くっ…
(このままじゃ…責めてこいつらを…)
｣

シアルは体制を崩した

犬｢おや?諦めたのですか?｣

千｢なら大人しくしてもらいますか!!｣

二人は同時にシアルに襲いかかった

しかしシアルは笑い

シ｢ちげーよ…ばーか…
アオォォォォォン!!｣

綱｢また遠吠え…?｣

ﾘﾎﾞ｢限界を越えるつもりだ…
二回目の遠吠えは限界を突破する…
無理矢理､力を引き出すんだ
体の負担はあるがな…｣

リボーンは帽子を深く被り言った