稀血のペットになりました。

＊ ページ41

久々に風屋敷へと帰る。しかし、心做しかご主人様はとても不機嫌に見える。

「潜入調査とはいえ、遊郭で働こうとするなんて一体全体どういうつもりだァ？」

どうやら、ご主人様は私が遊郭で働こうとしたのが気に入らないらしい。

『どういうつもりかと言われましても…』

鬼殺隊としての任務なら仕方なかろう。

ご主人様ははあ、とため息を付きながら

「そもそも遊郭って何するとこか知ってんのかァ？」

と尋ねてきた。私はあまりそういう事に詳しくないので、

『お酌とかおしゃべりとかですか？』

と、何となくで答えるとご主人様にまたまた盛大なため息をつかれる。

そしてそのまま押し倒され、舌で愚痴をねじ開けられる。

久々のご主人様。甘くて美味しい…。もっと味わっていたいと思っていると、急にご主人様の手が下半身に伸び、そのままふとももをまさぐり始めた。

いつもお風呂で体を洗ってくれるような手つきとは、明らかに違う。

乱暴で、欲望に塗れた手つき。ふと、目を開けるとご主人様の目は…とてもドロドロと濁っていた。

そのまま、口を離し、耳元で囁かれる。

「遊郭がどういうところなのか、俺が身体で教えてやらァ。」

続いて、

「任務とはいえ勝手に他の男にホイホイついていってんじねェ。Aは誰の所有物なのか、しつけなおさねェとな。」

＊→←しつけなおして。

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