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「秋宮。ちょっといいか」
授業が終わったので、帰る準備をしていたところ、教室のドアから顔をのぞかせた算数担当の江川先生に呼ばれた
顔を上げてバッグを肩に提げて教室のドアに向かって歩いた
樹「．．なんですか?」
ドアまで行くと、江川先生のうしろに赤いワンピースを着た女子生徒が立っていた。
江川「お前、特別クラスって知ってるか?」
樹「．．たしか、成績にばらつきのある生徒を集めて苦手を克服させ、成績の底上げを目指すクラス、でしたっけ。」
江川「さすが秋宮、よく知ってるな。そのとおりだ。それで、いってみないか?特別クラス」
樹「は．．．?」
江川「お前は、別に成績にばらつきがあるわけでもないし、苦手な教科があるわけでもないが、高等部の授業を周1回にして周2回は特別クラスに通ってみないか?」
樹「．．俺になにか問題があるんですか?」
江川「いや、そうじゃない。」
樹「じゃあなんで、」
江川「一緒に話せる友達を作るためだ。前にボソッと言ってただろ?こんなんだから友達なんていない、って。だから、個性の強い特別クラスのメンバーと仲良くできないかなって、先生なりに考えた結果だ。」
そんなに考えてくださったのか．．
樹「．．ありがとうございます。」
江川「じゃあ、」
樹「ただし一週間通って、何も感じなかったら通うのを辞めます。それでいいですか?」
江川「．．わかった。それでいいぞ。それじゃあ、今から案内するからついてこい」
そう言って歩き出した先生のうしろについていく。
先生に続いて歩き出した赤いワンピースの女子生徒の隣に並んだ
樹「あの、はじめまして。秋宮樹といいます」
いきなり俺に話しかけられたのが驚いたのか、勢いよくこちらを向いた
「．．えっと、はじめまして。た、立花彩です。ええっと、私も特別クラスに通うことになりました」
立花さんというのか
礼儀正しくていい子のようだ
樹「そうなんですね。しばらくは一緒に授業を受けることになるので、よろしくおねがいします。ちなみに年齢とか聞いてもいいですか?」
彩「えっと、12歳で、クラスは受験Bです。国語が得意です」
俺が聞くと、年齢だけでなく、通っているクラス、得意教科まで教えてくれた。
クラスが受験Bでも、地頭の良さがにじみ出ているのがわかる
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月(ユエ)(プロフ) - わぁ〜待っててくださる方がいたなんて、、🥹🥹🥹ありがとうございます!(´▽｀)頑張ります(ง •̀_•́)ง (4月20日 21時) (
レス) id: 554e8a3ec4 (このIDを非表示/違反報告)
ななな - 待ってましたー！更新頑張ってくださいね！ (4月20日 19時) (レス) id: 6f6733fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
月(ユエ)(プロフ) - 応援ありがとうございます！一生懸命頑張ります💪 (2023年1月28日 11時) (レス) id: bcbc1ffbb8 (このIDを非表示/違反報告)
りなーる(プロフ) - 連載ありがとうございます！！めちゃくちゃ応援してます！ (2023年1月27日 18時) (レス) @page32 id: fcaf0d8ff7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月(ユエ) | 作成日時：2022年8月5日 21時
