. ページ3
樹「..ん」
窓から差し込んだ眩しい光に目が覚める
鳥の鳴き声が心地良い
ベッド横の台の上にある時計を見てゆっくり起き上がる。
樹「..忍様...起こさないと」
全く学校にいかない忍様を起こすことは、小さい頃からの日課だ
毎日7:00ピッタリに起きて一番に忍様を起こしに行く
コンコン
数回ノックしたあと、ドアの前で大声を出す。
ノックするのは一応起きてるか確認するためだが忍様が起きてることは殆ど無い。
まぁ言ってしまえば意味がないがいきなり大声を出すのも気がすすまないので、言い訳のためにも一応ノックする。
樹「忍様!!!!!朝です!!!起きてください!!!」
これを3回ほど繰り返すと、ようやく部屋のドアが開く
これももはや毎日の日課だ
忍「..ふぁ。...はよ。」
そう言ってリビングに歩き出す。
これも日課である。
歩き出した忍様の後ろをついていき、朝食は何にするか、本日は学校に行くか問う。
これは俺の日課であり仕事だ。
樹「朝食はどうなさいますか。学校には行きますか。」
忍「フレンチトースト食べたい。学校は...行かない」
樹「かしこまりました。ではダイニングテーブルに座ってお待ち下さい。すぐに朝食を準備いたします。学校には連絡しておきます。」
忍「...ん」
まだ眠いのだろうか。
きっとまた夜遅くまでゲームでもなさっていたのだろう。
全く、体に悪いから止めるようにいったのに..
数十分後、出来上がったフレンチトーストを忍様のもとへ持っていく。
樹「お待たせ致しました。フレンチトーストとコーヒーです。熱いので気をつけて召し上がってください。私は今日も学校がありますので、何かありましたら、」
忍「分かってる。学校頑張って。俺部屋にいるから」
そう言い残しそそくさと部屋へ向かってしまった
樹「....」
この頃、忍様の対応が冷たい。
思春期というやつだろうが、かなり応える
樹「...辛い」
一人残ったリビングでついた溜息は寂しく響いた
18人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月(ユエ)(プロフ) - わぁ〜待っててくださる方がいたなんて、、🥹🥹🥹ありがとうございます!(´▽`)頑張ります(ง •̀_•́)ง (4月20日 21時) (レス) id: 554e8a3ec4 (このIDを非表示/違反報告)
ななな - 待ってましたー!更新頑張ってくださいね! (4月20日 19時) (レス) id: 6f6733fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
月(ユエ)(プロフ) - 応援ありがとうございます!一生懸命頑張ります💪 (2023年1月28日 11時) (レス) id: bcbc1ffbb8 (このIDを非表示/違反報告)
りなーる(プロフ) - 連載ありがとうございます!!めちゃくちゃ応援してます! (2023年1月27日 18時) (レス) @page32 id: fcaf0d8ff7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月(ユエ) | 作成日時:2022年8月5日 21時