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シロSIDE
雲の上の上の上。まー、神どもがいる''天''にはまだまだ遠いが
俺はここで黄泉送りの使者をやっている。
別によー、やりたくてやってるわけじゃねーし。
むしろ、成仏して霊になりてぇって思ってるくらいだ
死んだばっかの死にきれてねーニンゲンや、死に損ないのニンゲンを黄泉に送ってる
この黄泉殿には数100人の使者がいて毎日毎日たかがニンゲンのために動き回ってる
俺も、ここにいるやつらも元はニンゲンで悪さを働いてた輩ばかりだ。
そんなかで改心して生きたいと強く願ったごく一部が使者となる……らしい。
別に俺はよぉ、死んでも構わねーんだ。上の奴らは全く取り合ってくれねーし、
終いには、お前がいなくてはダメだの無理だの。アホなことを抜かしてやがる。
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「シロ様、新しく任務が入りました」
専属の召使いが俺の部屋へ度々来ては、いらねーもんを持って来やがる。
「…対象は？男か？女か？」
「今回は女性なのですが……」
「あ？どした。」
「まだ、完全に死なれたようではありません。霊魂といいましょうか……」
おいおいおい。めんどくせーやつが回ってきたな！
ゼンとキンは何を考えやがる。俺にこんなことさせてどーすんだ。
「それと、ゼン様とキン様からの伝言がございます」
チッ。なんなんだよあいつら。
「キュイ、スクリーンはいいわ。オメーの口で言え」
「''今回お前に当てたニンゲンはきっと面白い。楽しめ。ということです」
「あいつら、いつかぜってー殺してやる」
「あー、キン様からは''サボったら…分かってるよな？だそうですよ」
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あの、くそカップル……ほんっとに別れちまえばいいのによ！
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