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シロSIDE
「で？どんな女なんだ？」
キンとゼンは置いといて早速任務に取りかからなきゃいけねー。
「はい。名前は相田A25歳。偶然にもこの建物の下の下の下に住んでおります」
「…全くもってどーでもいいな。で？死因？ってか病院にいる原因は？」
「……それがですね。大変惨たらしいと言いますか、悲惨と言いますか…」
「あ？分かんねーだろ。資料見せやがれ」
キュイの手にある資料を奪い取り、目を通せば
「……………これはひでーな。つくづくニンゲンはゴミだって思うな、こんなの読むと」
あまりにも酷すぎて、この俺でさえ哀れに思っちまう。
「1000年以上シロ様の任務に同行させていただきましたが、ここまでは……」
「そうだな。これは初めてだ」
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「今そいつはどこにいる？」
「電車に乗って、曲を聴いております」
「は？気づいてねーのかよ、自分が死ぬかもしれないってこと」
「はい。そのようです」
深く座っていたお気に入りのソファから立ち上がり身支度を始める
いつもは黒いスーツ…(基本クロのスーツしかここの奴らはしねーが)なんだが、
任務遂行時は白のスーツをすることになっている。
……はっきり言ってダセーよな。でも着ねーとキンにガチな方で殺される。
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一通り、相田Aの情報を頭に入れて最後の仕上げに入る。
「あ、カレンが来たら上手くかわしとけよ。くれぐれも任務だって知られねーように」
「はい。分かっております」
最後に靴を履いたら、一呼吸。
ただの使者って言ったって、時に怨霊と戦う時だってある
命を落とす奴だっている。だから一呼吸する
柄にもねーけど、また帰ってこれるようになんて信じてもいない神に願って家を出た
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