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【ゴウセル】落ち着かない ページ8

『ふむむ…』

夜、豚の帽子亭、3階のキングとバンの部屋に僕はいる。

「A〜?」

キングが何か言ってるけど無視だ無視

僕は考え事をしているんだ。



とっても大事な、ゴウセルのことについて。


『キング』

「…なに?」


面倒くさい、という顔をしているキング。

そりゃあ毎晩のようにゴウセルの話を聞かされていたら飽きるよね…でも僕はやめない。


『…僕、ゴウセルがわからない…』

「はいはい、ほんとAはゴウセルが……



って、え?」



キングが隣で慌てている。

理由は僕が目から水を流して、笑っているからだと思う…


『だってさ、僕が傍にいるのにずっっっと本読んでるんだよ?!』


「えっえぇ?!」

泣きながら怒る僕にキングはたじたじ。

だけども、それでも聞いてくれるキングは僕の親友だ。多分



「きっとゴウセルにも何かあるんだよ…ね?」


『この前』



僕の言葉にキングは頭に、ハテナマークを浮かべる


『本読んでたから、出掛けるって言って出掛けても、返事、くれなかっ…た……っ』


喋っているうちに悲しくなって僕はキングに泣きついた。


そんな僕の頭を子供をあやすように撫でるから涙が止まらない。







『……ごめん』


「スッキリしたならオイラはそれでいいさ。」


キングがイケメンに見えた。




『…僕ここに泊まる』


「良いけど…ゴウセルは?」



ハンモックに寝転がると、窓に目がはれたブスがいた。


『どーせ、僕いなくても気付かないからいいの。ここで寝るのっ』



「Aはここで寝るのか。



なら俺もここにいよう。」


扉近くから聞こえた声にキングと僕は勢い良く振り返った。


「『なんでっ?!』」


「なんで……Aがここにいるからだ。」



スタスタと本を持ってハンモックの隣に立っては、壁に身体を預けて本を開く。



その姿も様になり、つい見とれてしまう。




ふ、と先程まで泣いていて目がはれていることに気付いた僕はキングの神器を奪って顔を隠す。




「…」


『…』




「…ねえゴウセル、Aいなくても良いなら自分の部屋に戻らないかい?」


重い沈黙のなか、キングが言葉を紡ぐ。


「いなくても良い?何故だ。

Aがいないと落ち着かず、本を読む効率が悪くなる。」


『!!!!!!ゴウセル大好きっ』

嬉しくてゴウセルに抱き着いたら抱きしめ返してくれた。

単純な僕はそれで全部許せてしまうのだ。

「…帰れ…」

と、キングが呟いたのは気の所為だろう

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作品ジャンル:アニメ
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流羽華 - リクエストさせていただきます。グロキシニアの小説を作っていただきたいです。お願いいたします! (2020年2月25日 0時) (レス) id: d65fab3ca9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - キャーーッ!!!もう、最高です!これからもずーーーーっと応援しますね! (2015年4月6日 14時) (レス) id: 1c7e5de6c1 (このIDを非表示/違反報告)
×涙奈×(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございますっ!!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*リクエストもありがとうございますっ!!頑張って書くのでこれからも読んで下さると嬉しいです(●´ω`●) (2015年4月5日 18時) (レス) id: 347d90093b (このIDを非表示/違反報告)
りんご - とっても面白いです!!文才ありまくりじゃないですか!あと、リクでメリオダスで床ドンからのディープキスでお願いします(>∀<)/ (2015年4月5日 18時) (レス) id: 1c7e5de6c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:×涙奈× | 作成日時:2015年4月3日 13時

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