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◇第三百二十八章◇ ページ36

でもまぁ、これで楽に作業でき…


貴方「それ、どうすんの」


神楽「…壊せば良いネ」


貴方「普通に駄目でしょ!?」


取り敢えずこれは、幾つかに割って分け、下に置くことにした。


新八「立つ所無さ過ぎませんか?」


今私たちが立っているのは勿論地面。
上を見上げると、立てそうなのは柱の部分しか見受けられない。


脚立は有っても、流石に骨組みまで作っている暇は無い。
なので、脚立を使って何とかするしかないな。


だが、身長的に神楽ちゃんは脚立だけでは上まで届かない。
新八くんも届く事には届くが、少しキツそうだ。
二センチ差がある私も、勿論難しい。


よって、強制的に銀時がやる事になった。


まぁ、コイツは器用だし、大丈夫であろう。


脚立の下を私たちが抑え、銀時は脚立の上に座る。


三時間くらい経過し、やっと屋根の台が作れた。
上に乗っても落ちないので、多分大丈夫でしょう。


万が一屋根が落ちても、真選組の方々なら死なずに済むだろう。
そうでなくても、小説だしギャグに回せるから大丈夫だ。


んで、今は瓦を張っています。


トントンと金槌を振って釘を瓦に打ち付けるこの地味な作業。
腰いって!!


神楽「腹減ったアル」


銀時「豆パンならあんぞ」


新八「何でだよ」


何も持って来なかったはずなのだが…。
本当に何でも有りだな。


神楽「また豆パンアルか…。また三食豆パンアルか…」


銀時「ふざけんな。此処を何処だと思ってんだ」


神楽「集りに行けば良いアルナ」


銀時「その通り」


良い迷惑ですわ。


…前から思ってたんだけど、良い迷惑って何で良い迷惑って言うんだろうね。
悪い迷惑じゃないかと思うのは、私だけなのでしょうか。


モグモグと豆パンを咥えながら、また作業を再開する。


何時間か経ち、やっと半分まで出来て来た。


近藤「どうだー、そっちの様子は」


屋根の下から声が聞こえ、見てみると近藤さんが私たちに訪ねていたことに気付いた。


貴方「まだ半分ですよ。これ結構キツイです」


近藤「そうか、それはすまなかったな。報酬増やすから、もう少し頑張ってくれ」


その言葉に、万事屋一行はピクッと反応した。


銀時「何手ェ止めてんだ!!さっさとやるぞ!!!」


神楽「すみません社長!!神楽、頑張りますです!!!」


さっきまでやる気ゼロであった奴等は、物凄い速さで作業をし始めた。

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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時   
作品ジャンル:アニメ
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幽子 - 私は腐女子なんで、すごく共感します。この小説好きです! (2016年2月14日 16時) (レス) id: c123744630 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!銀さんっ!!!!!せつないですね・・・・更新頑張ってください! (2015年10月27日 16時) (レス) id: 64cd32f392 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 続きがきになって眠れません。更新頑張って下さい (2015年10月27日 13時) (レス) id: a317f5304b (このIDを非表示/違反報告)
銀時大好き - とってもおもしろいですね!続きをとても楽しみです。これからもがんばってください応援しています! (2015年10月19日 9時) (レス) id: fb076ef916 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅 - とても面白いです!ところで第百五十章がありません。細かい所気にしてしまい申し訳ありません!更新頑張ってください。 (2015年10月16日 23時) (レス) id: 0e13b830a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:LAZU(らず) | 作成日時:2015年10月10日 18時

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