◇第三百二十七章◇ ページ35
近藤「実は、総悟とトシの喧嘩の所為で、ぶっ飛ばされたバズーカーの弾が屋根に当たっちまったんだよ」
ハッハッハッと笑いながら言うが、一つ言って良いかな近藤さん。
笑って済まされることじゃないよ!?
近藤「今、隊士たちが片付けをしては居るんだが、なかなか片付かなくてな。金払うから、泊まり掛けで手伝って貰えんか」
銀時「はぁ?やだよそんなん。めんどく…」
貴方「で、幾ら払ってくれるんです!?」
銀時「A!?」
何よりお金だろう。
前取ってきた五十万も、一年分の米ももう残り僅か。
だって、うちには神楽ちゃんが居るんだよ?
そうでなくても大食いが二人いるのに…いや、私じゃなくて銀時と新八くんね。
新八くんは家で食べてくる事が多いが、たまにお妙さんが作ったダークマ…もとい、可哀想な卵焼きを無理矢理食べさせられそうになり、逃亡してくる事もある。
なので、三人の所為で今は金も食料も切れかけているのだ。
近藤「…幾らだっけ」
銀時「うおおい!!忘れんなよ!!」
近藤「悪ぃ悪ぃ。トシ、幾ら?」
土方「近藤さん…アンタの頭は猿以下か」
近藤「最早ゴリラじゃなく猿に降格!?」
土方「ざっとこんなもんだな」
近藤「また無視!?」
計算機のボタンをポチポチと押し、出た数字。
何と!?
貴方「うーけたまわりましたああああ!!!」
神楽「気合い入れてやるアルよー!!!」
女子陣、やる気満々ですわ。
男子陣は面倒臭そうな顔をしているが、それでもやはりうちの家計状況は分かっているようで、乗らずには居られないらしい。
んで、屯所到着。
新八「これはまた…」
屋根はボロボロに破壊されていた。
せっせと片付ける真選組の隊士たち。
警察って…何だっけ…。
よっこらせと、屋根に上ると、既に道具が用意されていた。
神楽「屋根、本当にボロボロネ。これ、全部取り外さないと難しくないアルか?」
銀時「めんどくせええええ!!!」
貴方「落ち着け、荒ぶるな。大丈夫だ、私たちなら出来る。…多分」
新八「多分って言いましたよね、今完全に多分って言いましたよね」
本当に面倒臭い…。
よし、全部取り外しますか。
銀時「神楽ァ」
神楽「任せるヨロシ」
そう言った神楽ちゃんは、ガシッと屋根を掴んだ。
…嫌な予感
神楽「うりゃー!!!」
ベリッと、屋根ごとごっそり持っていきました。
貴方「えええええええ!?!?」
柱ごと持って行かれるかと思ったわ。
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幽子 - 私は腐女子なんで、すごく共感します。この小説好きです! (2016年2月14日 16時) (レス) id: c123744630 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!銀さんっ!!!!!せつないですね・・・・更新頑張ってください! (2015年10月27日 16時) (レス) id: 64cd32f392 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 続きがきになって眠れません。更新頑張って下さい (2015年10月27日 13時) (レス) id: a317f5304b (このIDを非表示/違反報告)
銀時大好き - とってもおもしろいですね!続きをとても楽しみです。これからもがんばってください応援しています! (2015年10月19日 9時) (レス) id: fb076ef916 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅 - とても面白いです!ところで第百五十章がありません。細かい所気にしてしまい申し訳ありません!更新頑張ってください。 (2015年10月16日 23時) (レス) id: 0e13b830a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:LAZU(らず) | 作成日時:2015年10月10日 18時