◇第三百二十六章◇ ページ34
皆さんは覚えているでしょうか。
いつぞや、銀時にメモ帳、シャーペン、消しゴムをねだった事が有っただろう(詳しくは百五十二章を)。
買って貰ったのよ。
いつかって？
いつだって良いでしょ別にいつだって良いでしょ！？！？
また今日も、ある事を書き留めておいておりますです。
パタンッとそれを閉じ、押し入れの中で満面の笑みを浮かべた。
心臓の鼓動が速くなるのを感じたが、此処で悶えてしまっては、神楽ちゃんか銀時に殺されるので抑える事としよう。
そう、今は夜なのです。
皆お眠の時間なのです。
押入れにはブックライトが置いてあり、紙がよく見える。
カチッとスイッチを押し、光を切ると、案の定目の前が真っ暗になった。
メモ帳を枕の下に置き、眠りに入る。
その中にはぎっしりと土銀が書かれてあるのだ。
目の前で見ているのだから、思い出せなければその分損だと思いません？
てな事で、おやすみんみん蝉…Zzz…。
そして朝になりました。
早いね。
伸びをしようと身体を起こしかけるが、頭をぶつけてしまうことに気付き、途中までで止めた。
押入れから出て時計を見てみると、もう八時であった。
…いや、万事屋では“まだ”八時である。
外は明るいのに、居間にはまだ誰も居ない。
ソファに座り、ボーッとしていると、新八くんがやって来た。
新八｢朝ですよー。皆さん、起きてくださーい｣
ガララッと部屋に入ってきた新八くんは、私を見て一言放つ。
新八｢Aさん、おはようございます｣
貴方｢おはよう〜｣
いつも通りの朝だ。
二人を無理矢理起こし、居間へと連れてくる。
朝ご飯も食べ終え、各々したい事をしていた時だった。
ピンポーン、と一つのチャイム音が万事屋に響き渡った。
はいはーい、と新八くんは玄関へと向かって行く。
客は、意外にも近藤さんと兄…土方さんであった。
ソファに座らせ、お茶を出す。
神楽｢んで、何アルか。私たち何もやってないアルヨ｣
近藤｢いやー、そういうんじゃなくてだな｣
苦笑いをした近藤さんは土方さんを見たが、土方さんから話すつもりは無いと悟ったようで、話を繋げた。
近藤｢屯所の瓦を取替えて欲しいんだ｣
新八｢何でまた？この前まで綺麗だったじゃないですか｣
近藤｢そうなんだがなぁ…｣
また土方さんを見た近藤さん。
すると、今回はさっきと違い、土方さんは思い切り目を背けた。
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幽子 - 私は腐女子なんで、すごく共感します。この小説好きです！ (2016年2月14日 16時) (
レス) id: c123744630 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - きゃぁぁぁぁぁぁ！！！！銀さんっ！！！！！せつないですね・・・・更新頑張ってください！ (2015年10月27日 16時) (レス) id: 64cd32f392 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 続きがきになって眠れません。更新頑張って下さい (2015年10月27日 13時) (レス) id: a317f5304b (このIDを非表示/違反報告)
銀時大好き - とってもおもしろいですね！続きをとても楽しみです。これからもがんばってください応援しています！ (2015年10月19日 9時) (レス) id: fb076ef916 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅 - とても面白いです！ところで第百五十章がありません。細かい所気にしてしまい申し訳ありません！更新頑張ってください。 (2015年10月16日 23時) (レス) id: 0e13b830a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LAZU(らず) | 作成日時：2015年10月10日 18時
