◇第五十四章◇ ページ7
私たちは調理場へ入り、中にいる二人に声をかけた。
神楽「何アルかお前ら。まだ決まってもないアルか」
貴方「全く、私たち来て正解じゃん」
呆れ顔で二人にそう言うと、何だその蔑んだ目は!と、同時につっこまれた。
銀時「良い物が見つかんねぇんだよ。この材料、おかしくね?」
そう言った銀時の後ろにあった材料に目を向ける。
何故か卵だらけなのだが。
卵の他にも、人参、ピーマン、キャベツにレタス…ブロッコリー等の野菜系に肉が幾つか…。
てかキャベツとレタスって何よ、どっちか片方だけにしなさいよ。
貴方「た、確かにこれは…」
一番の問題は卵である。
何この量。絶対意味無いって。
銀時「これ、全部お妙に任せてたら、ぜってぇ全て灰になんだろ」
新八「恐ろしいですね…」
神楽「恐ろしいというか、普通にホラーアル。一種の殺人兵器ネ」
おいおい、ひでぇ言われようだな。
とりあえず、此処に有る物で何かを作ろうという事になり、銀時と新八くんは料理係、私と神楽ちゃんはまあ皿を準備したり、野菜切ったり。
あ、勿論神楽ちゃんは野菜切らないよ。台所壊れそうだもの。
それから一時間くらいが経ち、やっとよく分からんものが完成した。
銀時「よく分からなくねぇよ、普通に親子丼的な」
人の心勝手に読むんじゃねーよ。
銀時「いやー、だって書いてあるんだもの」
貴方「書いてあるってどういう事!?」
新八「というか、親子丼的なんだったら良く分からないもので良いんじゃないんですか?」
神楽「これだから駄眼鏡は」
新八「え、何。僕が悪いの?僕が間違ってるの?」
え?至ってシンプル過ぎないかって?
いいのよ、だってパーチーじゃ無いもの。ただご飯食べに来ただけだもの。
しかしまあ、無理矢理感が凄いなこりゃ。
貴方「見た目何か…キモくね?」
銀時「キモくありません普通です」
貴方「いやなんか…ゲr「俺もそれ思ったけど言わないでくんない食えなくなるでしょ」」
別にモザイク付けるほどキモイわけではないのだけれど、数分見てると段々ゲr…に見えてきたりするわけなのよね。
これ食えと?これ食えと?え?これ食うの?嘘でしょ…。
新八「あ、味は分かりませんが、身体には問題無いので安心して下さい」
貴方「いや、何の罰ゲームだよ!?」
問題しかないよねこれ。一種のロシアンルーレット…的な?
そのロシアンルーレット…じゃなくて親子丼もどきを食卓へと持って行った。
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蓮 - 今読んでもすごい面白いです! (2018年8月26日 18時) (レス) id: 60ade2f7bb (このIDを非表示/違反報告)
つちのこ。(プロフ) - 1話から再読です!やっぱギャグがいいっすね・・・ww (2016年6月20日 23時) (レス) id: 64cd32f392 (このIDを非表示/違反報告)
晋助 - とてもおもしろかったです!俺名前が晋助で銀魂のキャラとかぶっててだいすきです!応援してます!!頑張ってください!! (2015年11月3日 13時) (レス) id: 889a1454a1 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - もうギャグ半端ないですwwめっちゃ笑っちゃいました・・・wwおもしろいです!がんばってください! (2015年7月27日 17時) (レス) id: 64cd32f392 (このIDを非表示/違反報告)
扇 - すごくおもしろいです!更新頑張ってください! (2015年7月8日 14時) (レス) id: 012e254ff4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:LAZU(らず) | 作成日時:2015年6月22日 20時