◇第五十三章◇ ページ6
材料は揃っているらしいが、何を作ろうか悩んでいたようだ。
新八「ま、まだ作ってないんだ…」
銀時「おおおお前は何もしなくて良いから、全部俺たちでやるから!!」
妙「でも、仮にも客ですし…」
銀時「良いから良いから!!!」
何故か必死に止める銀時。
すっごい不思議に思い、こっそり神楽ちゃんに聞いた。
貴方「何であんな必死なの?」
神楽「あれアルヨ、姉御物っ凄い料理下手アル。姉御が作った物全部ダークマターに変化するから凄いネ」
貴方「だ、ダーク…マター…?」
神楽「ようするに丸焦げになるアル」
貴方「マジでか」
どんな物か全く想像も付かんのだけれど、結構酷いことは伝わってきた。
ヤバいんだろうな。
九兵衛「あの、Aさんでしたっけ」
急に名前を呼ばれて一瞬驚いた。
その声の主は九兵衛くんだったか。
貴方「あ、うんそうだよ。Aで大丈夫だし、タメで平気だからね」
九兵衛「そ、そうか。あまり歳上に対してタメ口を使う事に慣れていないから許してくれ。銀時たちはまあ…自然とタメで居られたが…何と言うか、雰囲気が違うというか…」
少しあたふたしている九兵衛くん。
可愛い。
貴方「私、別に怖くないからね!?」
九兵衛「ええ!?いや、別に僕は…」
焦りながら答える。
本当に男の子みたいだ。
私たち三人は、銀時と新八くんが作るであろう料理を待とうとしたが、ただ話しているだけでは何か失礼な気がするので、準備をしているお妙さんの手伝いをしようと話しかけた。
貴方「良かったら何かやるけど…」
と言うと、お妙さんは私の方へ視線をずらした。
妙「えっと、じゃあAさんと神楽ちゃんは銀さんたちの手伝いして下さい。九ちゃんは私と一緒に掃除を」
とのこと。
お妙さんから指示されたように、私と神楽ちゃんは調理場へ向かった。
中から二人の声が聞こえてきた。
銀時「レシピとか分かんないんすけどどうすりゃ良いの」
新八「知りませんよ。僕たちがどうにかしないと、姉上に料理を作らせることになってしまうんですよ」
銀時「え、それ俺たちの寿命縮むじゃん」
どうやら、まだ料理を作り始めてもいないようだ。
おいおい、一体君たちは何をしていたんだい。
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蓮 - 今読んでもすごい面白いです! (2018年8月26日 18時) (レス) id: 60ade2f7bb (このIDを非表示/違反報告)
つちのこ。(プロフ) - 1話から再読です!やっぱギャグがいいっすね・・・ww (2016年6月20日 23時) (レス) id: 64cd32f392 (このIDを非表示/違反報告)
晋助 - とてもおもしろかったです!俺名前が晋助で銀魂のキャラとかぶっててだいすきです!応援してます!!頑張ってください!! (2015年11月3日 13時) (レス) id: 889a1454a1 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - もうギャグ半端ないですwwめっちゃ笑っちゃいました・・・wwおもしろいです!がんばってください! (2015年7月27日 17時) (レス) id: 64cd32f392 (このIDを非表示/違反報告)
扇 - すごくおもしろいです!更新頑張ってください! (2015年7月8日 14時) (レス) id: 012e254ff4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:LAZU(らず) | 作成日時:2015年6月22日 20時