◇第九十三章◇ ページ46
銀時「ったく…」
機嫌が悪そうだ。
貴方「あ…ありがとう…」
銀時「んあ?あぁ、別に良いよ。前からよく絡まれるもんなぁお前」
呆れ顔で言われたもんだから、少しイラッと来たが、その度に助けてもらってたのは事実なわけで、悔しいが感謝してしまう。
貴方「だーって仕方ないじゃん。こんな美少女が町中歩いてたら、誰だって声掛けたくなるもの」
冗談半分で言ったのだが、その答えに本当にビビった。
銀時「まぁ、顔は良いとは思うけどよー」
何でサラッと言うんだよ!!
今心臓飛び出るかと思ったわ!!!
銀時「少女っていう歳でもねぇだろ」
貴方「う、うっさいわ!!」
銀時「童顔だし十八くらいには見えるかもな」
ニヤニヤ、と馬鹿にしたような顔をしながら言われた。
喜んで良いのかムカついて良いのか分からんよ、本当もう。
それから二十分ちょっとして、歌舞伎町に戻って来た。
貴方「いやぁ、暑いねぇ」
銀時「クーラー欲しい…」
お金が無いのだ。
買う金なんて何処にある。
それほどまで貧乏なのです。
銀時「よっしゃ、木刀買いに行くか」
武器無しで万事屋はやれないという事で、ちょっとお買い物をしに行きました。
銀時「コンビニで売ってるかな」
貴方「何でコンビニに木刀うってるんだよ」
銀時「いやぁ、大江戸スーパーなら売ってるんじゃね?」
貴方「売ってるかぁ!!!傘じゃないんだよ!!」
取り敢えず鍛冶屋に行こうかとも思ったが、そもそも鍛冶屋に木刀が置いてあるのか?
真剣ならよく見るのだけれど…。
そんな事を考えながらも、鉄子ちゃんの所へ向かいました。
鍛冶屋と書かれた看板を見つけ、中に入る。
鉄子「あ、銀さん…とえっと、Aさん?」
そうか、まだ自己紹介してなかったな、と思い返す。
貴方「霧生Aだよ。鉄子ちゃん…だよね?」
鉄子「あ、はい。ところで、木刀の方は?」
銀時「破壊しといたぜ。すげー威力だった」
鉄子「そうか。兎に角、怪我人が出なくて良かった」
ホッと胸をなで下ろす鉄子ちゃん。
いやいや、怪我人は出てないけど、花畑が本当に焼け野原みたいになったからね。
人はあまり来ない場所だったようだから、まぁ大丈夫だろうけど。
大丈夫なのか?これ。
158人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蓮 - 今読んでもすごい面白いです! (2018年8月26日 18時) (レス) id: 60ade2f7bb (このIDを非表示/違反報告)
つちのこ。(プロフ) - 1話から再読です!やっぱギャグがいいっすね・・・ww (2016年6月20日 23時) (レス) id: 64cd32f392 (このIDを非表示/違反報告)
晋助 - とてもおもしろかったです!俺名前が晋助で銀魂のキャラとかぶっててだいすきです!応援してます!!頑張ってください!! (2015年11月3日 13時) (レス) id: 889a1454a1 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - もうギャグ半端ないですwwめっちゃ笑っちゃいました・・・wwおもしろいです!がんばってください! (2015年7月27日 17時) (レス) id: 64cd32f392 (このIDを非表示/違反報告)
扇 - すごくおもしろいです!更新頑張ってください! (2015年7月8日 14時) (レス) id: 012e254ff4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:LAZU(らず) | 作成日時:2015年6月22日 20時