◇第二百二十一章◇ ページ28
銀時「ったく、デカいっつっても温泉ほどじゃねぇんだし、シャワーごとこっち持ってくりゃ良いだろうが」
貴方「あ、その手があったか」
銀時「馬鹿だろ」
シャワーとシャワーとの間隔は意外と狭く、確かに簡単に持って来られる位置に設置されている。
何か悪口を言われた気がしたが、提案してくれたという事は少なからず私と同じ気持ちだということなのだろう。はぁ、好き。もう好きが溢れて何これ、病気なんじゃない?銀時病だよ私。
それにしてもいつも見てはいるが、銀時の体ってこれでもかってくらい傷だらけで心配になるよ。結婚してから結構経ってるはずなのに、戦ってる姿は今回のを含めてもほとんど見た事がない。
それなのにこの傷の量。一体この人は、私の知らないところでどんな奴に傷を付けられたのか。どんな命のやり取りをしていたのか。どんな大切な者を守って失ってきたのか。私は結局、この人の事何も知らないんだな。
何だか不公平な気もするが、それでももしかしたら私もまだ銀時に言っていない事もあるかもしれない。気付いていないだけで。
一人不満を抱えたまま、風呂を上がり借りた服に着替える。
さすが吉原と言ったところか、これ完全にアレだよね。花魁さんがよく着てるやつだよね。綺麗だけどこれ何かマズくないですか?銀時の服は普通の着物なのに、何で私だけ……。
日輪「良いじゃない、似合ってるよA!」
月詠「やはりAは吉原で働くのが一番良いと思うのだが、どうだ」
貴方「絶対嫌です!!」
銀時以外の男に抱かれるのは勘弁。……あれ抱かれてるのか?私が抱いてるんじゃないのか??そもそも抱くって何なんだ。
銀時「この服露出度高過ぎねぇか?」
月詠「仕方ないじゃろう、その方が男ウケが良いんじゃ」
銀時「男ウケなんて気にしてんじゃねぇよ、ちゃんと着ろ」
貴方「いやいや、私は気にしてないからね!?」
そんな人をビ○チみたいに……。こういう服の作りなんだもの、許しておくんなまし。
日輪「アンタたちの服はこっちで洗っておくから、後でまた取りに来な」
銀時「おぉ、サンキューな日輪」
明日辺りにでも取りに来れば良いかなと。その前に早く神楽ちゃんたちの安否を確認せねば。
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鬼灯(プロフ) - 初めまして…!!続き楽しみにしてました、既に好きです!!!!シリーズ最初にリンクの貼ってあったヒカリ証明論も聴かせて頂きました…滅茶苦茶に歌い方も好みでした((((これからも応援してます!! (2021年9月5日 18時) (レス) id: 9ea7ca46b0 (このIDを非表示/違反報告)
またまた - 初めまして!最高でございます、はい、、大好きです!!!!!これからも応援しておりまする!! (2021年8月4日 1時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - おかえりなさい!続き凄く楽しみにしてました。 (2021年6月19日 6時) (レス) id: 03c126c95f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:LAZU(らず) | 作成日時:2020年6月27日 8時