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学校でいつものように待っていると

深瀬がやって来た。



サッカーボールが彼の元へ飛んで行き、生徒に向かって蹴り送るが変な方向に飛んで行くばかり。



その後ろで荷物を運んでいる女の子の姿が見えた。

例の後輩さんかな?







「深瀬、お前なにしてんだよ(笑)」



深瀬にそう声をかけ話しかけに行く。

チラッと女の子を見てみるけど…後ろを向いててなかなか姿を見れない。



.






「今日は後輩にも手伝いに来て貰ったんだ」


「あっ、ニシダ事務機の北山Aです。」






目と目が合った瞬間に一瞬ドキッとした。

髪はサラサラで目がクリっとしてて体は細くて。


写真でも可愛いけど実物の方がもっと可愛いなって思った。







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______________









最近は誰とも付き合っていない。

教師になってからはなかなか彼女に構ってあげられなくて、

「康介っていつも冷めてるよね、もう一緒にいられない」


別れ話にそう言葉を吐き捨てられて
やっぱり俺って冷めてるんだな、と思って自覚した瞬間でもあった。






元々恋愛に興味がないのかも知れない。



男の先生達とで酔いに任せてキャバクラに入った事もあったけど、寧ろ苦手な場所になったくらい。





だからドキッと胸が高鳴ったのは久々の感覚だった。




.




家に帰った後もぼーっとしながら今日の事を振り返っていた。



「深瀬の話をネタにしたのは悪かったけど、あの子の笑顔見れてよかったな…」






Aちゃんか…






今日はいきなりすぎてずっと "北山さん" って呼んでたけど、次からはAちゃんってちゃんと名前で呼んでみたいな…



馴れ馴れしいかな。

でも次いつ会えるか分からないし
その時はその時でいいか、








…早めに会えたらいいな と思った夜だった。




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riya(プロフ) - 桜さん» 応援ありがとうございます(^-^)v (2017年5月24日 5時) (レス) id: 50cd0d8abf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - このお話大好きです!応援しています(´▽`*) (2017年5月23日 17時) (レス) id: b543f3584d (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 恋華空さん» 数ある小説の中から読んでいただき、ありがとうございます。頑張ります! (2017年5月19日 23時) (レス) id: 50cd0d8abf (このIDを非表示/違反報告)
恋華空(プロフ) - 初コメ失礼します。大好きな作品です!頑張ってください! (2017年5月19日 23時) (レス) id: b39aa90027 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:riya | 作成日時:2017年5月16日 22時

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