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「…やっべ寝すぎた」




時計を見れば朝の7時半を過ぎていた。

昨日Aと長電話をして
いつもよりぐっすりと熟睡してしまった。

今日は新しい先生が着任されるのに俺が遅刻だなんてみっともない。


急いで準備をして寮を出た。





.






職員室の前には複数の生徒達が集まっていて
ザワザワと騒がしい。



「あっあさみんおはよう
新しい先生超可愛いよ」



「はいはい、お前ら邪魔だから退け」





もう到着しているのか?
焦りを感じすぐに職員室に入り、着任された先生がいる校長室へ向かう。



可愛いって事は女性の先生か…






「失礼します、遅くなってしまってすみません。」



「ああ、浅見くん、大丈夫ですよ。

…じゃあ早速ですけど紹介しますね
こちらが今日着任された青山先生です」





「青山です。よろしくお願いします」






挨拶と共に深々とお辞儀をした彼女。

花柄のスカートに茶髪で巻き髪、
清楚系で今どき風な女性だった。




周りに挨拶をしてから
いつも通りHRをする為一緒に教室まで向かう。





.






「青山先生、何か分からない事があったら僕に聞いてください」


「はい。分かりました
副担任…頑張ります」






しっかりしてる子だといいけどな
副担任の世話を見れる程俺も暇じゃないし…
受験生の担任を受け持つのは苦だ。






.








「今日からここのクラスの副担任をさせて頂きます、青山です。よろしくお願いします」





青山先生が軽く自己紹介をすると
いつもの調子で生徒達が質問を投げかけていった






「青山先生は独身ですかー??」


「先生彼氏はー?」







「こら、質問は休憩の時にしろ。
後それといちいち個人情報を探らない事!」





「あさみんに手出されたー?(笑)」



「こら!!」







質問の内容がヒートアップしていくうちに
チャイムが鳴りHRを終わらせ、教室を出る。






.






「青山先生、すいません
あいつらすぐに調子乗るんで」



「いえ…


…浅見先生、私、彼氏なんていませんから」






そう言うと青山先生はすぐに生徒に捕まり、
"あさみんと2人だったら危険だから、私達が職員室まで連れて行ってあげる〜"と女子達が冗談交じりに俺に言ってその場を離れていった。






一瞬の事でよく理解できなかった。

なんでそれを俺に言ったんだ…?
別に気にもしていなかったため俺は頭の中に疑問を残したまま、次の授業へと向かった。






__明日、移行します◎

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riya(プロフ) - 桜さん» 応援ありがとうございます(^-^)v (2017年5月24日 5時) (レス) id: 50cd0d8abf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - このお話大好きです!応援しています(´▽`*) (2017年5月23日 17時) (レス) id: b543f3584d (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 恋華空さん» 数ある小説の中から読んでいただき、ありがとうございます。頑張ります! (2017年5月19日 23時) (レス) id: 50cd0d8abf (このIDを非表示/違反報告)
恋華空(プロフ) - 初コメ失礼します。大好きな作品です!頑張ってください! (2017年5月19日 23時) (レス) id: b39aa90027 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:riya | 作成日時:2017年5月16日 22時

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