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「朝から何変な夢見てんの」
さっきまでの夢の内容を彼に伝えると
はむ、と食パンを頬張りながら馬鹿にされる。
どうやら彼は朝からシャワーを浴びていたらしく
私が起きていた頃には洗面所にいたそうで。
確かにシャワー借りてもいい？と聞かれた事はぼんやりと覚えている…
「見たくて見た訳じゃないもん」
「俺がどこにも行くわけないだろ」
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ごちそうさま と言い食器をキッチンに運んだ彼は
また私の隣に座り始めて、
にやにやしながら夢の話の続きを聞いてくる。
「俺の隣にいた女の人、どんな感じだった？」
「知らなくて結構です！」
ふんっと怒った態度を見せながら私も朝食を食べ終える。
時計を見れば時間は着々と進んでいて、もう7:00を過ぎていた。
やばい、やばいと言いながら会社に行く支度をし始め、
あさみんとふざけ合いながらも身だしなみをきちんと整え家を出る準備をし始める。
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「あさみん一緒に出る？」
「当たり前だろ
てか送っていくし」
申し訳なさでいっぱいになり断りを入れたが
俺は彼氏だからそういう事するぐらい当たり前なのっとドヤ顔をされた。
うう、憎めない…
.
「よし、いってきます」
「お邪魔しました。また来ます」
お互い部屋に挨拶をして家を出る。
すると手をぎゅっと握られ、朝からまたドキドキし始める心臓。
なんだか…同棲をしているカップルの気分だ。
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「ほら、乗って」
わざわざ車のドアを開けてくれる彼は凄く紳士的だ。
いつもは憂鬱な電車通勤も今日は彼の車でるんるんな気分での通勤だ。
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会社の近くに着き、等々別れがやって来た。
楽しい時間もここまで。今からは現実に向き合わないと。
「なーに寂しい顔してんの」
「してないもん」
「はいはい」
.
するとちゅっと口付けを落とされ
"いってらっしゃい" とふわっとした笑顔で私を見送ってくれる彼。
手を振り、軽い足取りで歩き始める。
朝の夢すら忘れるくらい幸せいっぱいのまま会社へ向かった。
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riya(プロフ) - 桜さん» 応援ありがとうございます(^-^)v (2017年5月24日 5時) (
レス) id: 50cd0d8abf (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - このお話大好きです！応援しています(´▽`*) (2017年5月23日 17時) (レス) id: b543f3584d (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 恋華空さん» 数ある小説の中から読んでいただき、ありがとうございます。頑張ります！ (2017年5月19日 23時) (レス) id: 50cd0d8abf (このIDを非表示/違反報告)
恋華空(プロフ) - 初コメ失礼します。大好きな作品です！頑張ってください！ (2017年5月19日 23時) (レス) id: b39aa90027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riya | 作成日時：2017年5月16日 22時
