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「あの、深瀬さん、
あさみん今からこっち来るらしいです」
「えっ!なんで!?」
ズレたメガネを掛け戻す深瀬さんに、
さっきまでの電話でのやり取りを伝えた。
「困ったな…俺、もう仕事終わったんだけど…」
「え!!もう?」
「今日、彼女と行きつけのカフェで待ち合わせているからさ、それの為に早く終わらせたかったんだ」
そうニコニコと笑顔を見せ始めた深瀬さんは
着々と帰る準備を進めていく。
恐るべし彼女さんパワー…
「注文用紙、Aちゃんが受け取ってくれる?
その後の流れはまた明日教えるからさ」
「分かりました」
.
じゃあお疲れ様
と笑顔で去っていった深瀬さん。
窓から深瀬さんの姿をチラッと見てみると
傘をさしながら3、4歩ぎこちないスキップをして、走って帰っていった。
…ほんと見てて面白い人。
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やっぱり夜の会社は何故か薄気味悪く
一人でいると恐怖感が増していく。
心配だから浅見来るまで着いていようか?と
深瀬さんに言われたが、彼女さんの方を優先して欲しいと思い、断った。
けどやっぱり怖い!
「早く仕事終わらしちゃおう…」
あさみんが来るまで完璧に終わらして置かないと…
せっかく来てもらったのに
そのまま待たせる、なんて事はしたくない。
.
.
.
「やっと終わった…」
30分もしないうちに作業は無事にやり遂げた。
あさみんの事を考えると次第にやる気が入り
仕事に没頭できた。
深瀬さんの気持ち、分かるかも。
するとタイミングよくまた携帯が鳴り出した。
あさみんからの着信だ、
もう着いたのかな?
帰る支度をしながら電話に出る。
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riya(プロフ) - 桜さん» 応援ありがとうございます(^-^)v (2017年5月24日 5時) (レス) id: 50cd0d8abf (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - このお話大好きです!応援しています(´▽`*) (2017年5月23日 17時) (レス) id: b543f3584d (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 恋華空さん» 数ある小説の中から読んでいただき、ありがとうございます。頑張ります! (2017年5月19日 23時) (レス) id: 50cd0d8abf (このIDを非表示/違反報告)
恋華空(プロフ) - 初コメ失礼します。大好きな作品です!頑張ってください! (2017年5月19日 23時) (レス) id: b39aa90027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:riya | 作成日時:2017年5月16日 22時