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「どうしよ…」





沈黙を破ったかと思いきや
また俯いた彼女。






やっぱダメか。

軽い男だと思われたに違いない。
今のタイミングで気持ちを伝えるのは
まずかったかな。







.






「私も…好き」





「っえ?、」





「あさみんの事、好き」








.







心臓がばくばくとうるさく鼓動を打ち始めた

好きって言った…?
聞き間違い、な訳ないよな?



予想外の展開に逆に困惑してしまう。







.







「私、調子乗りすぎたかなってずっと思ってた。

緊張しすぎてお酒いっぱい飲んで酔ってしまうし、
最初からあさみんの部屋に上がるなんて軽々しい女だって思われてたらどうしようって…」









「でもまさか同じ気持ちだなんて思わなかった。
私いつ告白しようって思ってたから、
あさみんから気持ち伝えてくれてびっくり…」









聞き間違いではなかった
本当に気持ちが通じあっていたなんて…








.








.









「A、こっち向いて?」







そう言うと

"やだっ、泣きそうな顔見られたくない"

と言い出しずっと俯きながら喋るA。








可愛いな、








.









「こっち向かないとちゅーするけど?」





すると俯いてた顔を上げ
まだ少し紅く染まった頬を見せ
うるうるさせた目と目線が合った





その表情にグッと来て
思わずまたキスを落としていた







.








「っ顔上げたのにちゅーされた…」




「照れてんの?かわい」









気持ちが抑えきれなくなり

思わずぎゅっと抱き締める









「…付き合ってくれる?」









「…もちろん、これからよろしくね」









そっと抱き締め返されれば
また強くぎゅーっと抱きしめ

"あさみん痛い〜"と笑いながら呟く彼女に

俺はまた口付けを落としていた。









.







久々の恋人、
今度こそは失敗しない






俺がこの子を守る
絶対に大事にする

そう心に誓った瞬間だった。









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riya(プロフ) - 桜さん» 応援ありがとうございます(^-^)v (2017年5月24日 5時) (レス) id: 50cd0d8abf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - このお話大好きです!応援しています(´▽`*) (2017年5月23日 17時) (レス) id: b543f3584d (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 恋華空さん» 数ある小説の中から読んでいただき、ありがとうございます。頑張ります! (2017年5月19日 23時) (レス) id: 50cd0d8abf (このIDを非表示/違反報告)
恋華空(プロフ) - 初コメ失礼します。大好きな作品です!頑張ってください! (2017年5月19日 23時) (レス) id: b39aa90027 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:riya | 作成日時:2017年5月16日 22時

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