父親:津田健次郎 ページ6
「ただいま」
津「あぁ、おかえり」
にっこりと笑いキッチンに立って夕飯の用意をしているのは血の繋がってない父親。
中学生の頃に父と母は再婚し、母、父、そして母の連れ子の私と3人で暮らしていた。
でも再婚して僅か2年で母は交通事故で他界した。
思春期の私とどう接していいのか分からない父との関係は少しギスギスしていたが時間が経てばそれもなくなっていた。
「お弁当ありがとう美味しかった〜」
津「おおっそれなら作ったかいがあったよ」
「お父さんのご飯は美味しいからね」
津「そうか?ありがとう」
なんて何気ない会話をしながら一緒の時間を過ごす。
そんな父に私は抱いてはいけない感情を持っていた。
津田健次郎と言う男に私は母が居た時から、いや、1番初めに会った時から恋をしていた。
初めての感情に私はどうすればいいのか分からずに感情を閉じ込めたのだ。今も…。
「今日会社でちょっと嫌なことがあってさ」
これが私と父だったはずの男との関係にヒビを入れる。
津「なにがあったんだ?」
「会社の先輩から告白されたんだけど、好きな人が居るって言って断ったんだけど中々帰してもらえなくて」
ピクっと反応をし私に目線をうつす父
「それで、無理やりキス、された。」
気まづくなり目線を逸らすとスっと私の前に立ち同じ目線になる父
津「汚されたのか」
いつもとは違う低い声で私の唇に指を当てる。
「おと、うさん?」
津「Aは誰のものだ。」
「え…」
津「誰のものだと聞いてる」
いつもより妖艶で少し怖い男に何故か胸が高鳴る。
津「Aを汚して良いのは俺だと思っていた」
「な、に言って…」
ソファに押し倒され唇が重なる。
津「ちゃんと消毒はしないとな」
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和葉(プロフ) - どーもどーも、虚無こと、和葉だよ!元気してる〜? (4月17日 18時) (レス) id: 368f70dd3d (このIDを非表示/違反報告)
雪 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません。。。 物語読んでいて思ったのですが。。。 台詞の間(行間隔)をあけてはどうでしょうか? 行間隔が詰まっていると読みにくいので。。。 (2月15日 22時) (レス) id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ子(プロフ) - 虚無さん» お返事遅れました...とても嬉しいです!!! (7月3日 0時) (レス) id: fa2d46d51b (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ子(プロフ) - happynatural111さん» お返事遅くなり申し訳ありません!コメントありがとうございます...!また書けるように時間作ります! (7月3日 0時) (レス) id: fa2d46d51b (このIDを非表示/違反報告)
虚無 - !?二人目のコメンターだ!(うれぴょい) (6月25日 8時) (レス) id: 4a11fac183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピヨ子 | 作成日時:2023年5月26日 22時