イケおじといっしょ-短編集-

学校の先生:津田健次郎 ページ3

ﾓﾌﾞ「好きです付き合ってください」
「ごめんなさいあなたに興味がないの。」
高校生になって告白される事があるなんて思わなかった。
私が周りに疎いのはきっと先生が居るから。
告白してきた男の子を後に私は保健室に行く。
津「また来たか」
「今は放課後ですし先生も暇でしょ？」
津「高校生なんだからもっと青春を謳歌したらどうだ？」
「…別に興味ないです」
可愛げない返事をする。保健室の先生津田健次郎先生に私は夢中だった。
特に何かをする訳も無く先生が座ってたイスに座る。
「今日告白されました。」
津「あ〜だから旧校舎の方にいってたのか」
「見てたんですか？」
津「たまたま見えたんだよ」
そう言って頭を撫でてくれる優しい手。
教師と生徒なんて結ばれる訳が無い
なのにどこか期待をしてしまっている私。
少し香る薬品の匂いは嫌いじゃない保健室も津田先生も私が卒業すれば過去の思い出だ。
青春を謳歌なんて今十分している。
津「Aは凄く悲しそうな顔をするね」
「そうですか？」
津「ほら、今もしてる。何がそんなに悲しいんだ？」
叶わない恋だから実現しない恋だからそっと蓋をするしかない
「先生は奥さんとお子さんのこと好きですか？」

津「ああ、好きだよ。」

仕事終わり:津田健次郎→←会社の上司:津田健次郎

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