イケおじといっしょ-短編集-

推し(会社の上司):津田健次郎 ページ19

私には”推し”がいる。
密かに推している彼は私に推されているとは思っていないだろう。
(今日も津田さん尊ッッッ眩しすぎるだろっって言うか普段シャキっとしてるのに喋ると茶目っ気あるってなんなのっっ可愛いむり尊いあああああも"う"がわ"い"い"ぃぃ)
津「あ、そうだAちゃん、この前の資料の件なんだけどあれ出来てる？」
「ええ、終わってますよ」(急に話しかけられたっっ反則ｼｭｷｯｯ)
津「ありがとう、あまり無理しないようにね」
「大丈夫です」(ん"ん"ん"ん"ん"尊ッッッ)
津「Aちゃんはしっかりしてていつも助かってるよ」
「いえ、この後会議なので私は失礼します。」(これ以上の会話はもたないっっ逃げよう！！！推し補給は出来たし今日はいい事しか起こらない！！！)
津「いってらっしゃ〜い」
そそくさとその場を後にし会議室に逃げ込む。私はいつも心も中の声を抑え込むのに必死だ。
ポーカーフェイスを装っていつも素っ気ない態度をとってしまう自分に嫌気もさすが何故か津田健次郎はそんな私に対しても優しく声をかけてくれる。
今から長い意味もない会議に出席しなければいけないと思うといつもだったら嫌でたまらないが今日はその会議でさえも嬉しく思える。
「津田さん…尊すぎる…」
津「呼んだ？」
「へっ！？」
津「今俺の名前呼ばなかった？」
「なっ…なんでここに！？」
津「さっき今日の会議はキャンセルになったって報告があってそれを伝えに来たんだけど…とうとい？って聞こえたんだけど？」
「え、あ、えっと…」
津「珍しく焦ってるね」
「し、失礼します！！」
津「おっと、逃がす訳ないよね」
手首を捕まれ顔を覗き込まれる。

津「さっきの、詳しく聞かせて？」

誕生日(恋人):津田健次郎→←作者より

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