嘘つきなあなた -大切な物を守るため- (ページ17)

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皆がタクシーで帰る中、家が近いこともあり歩いて帰ることにした

？？「A〜、危ないから送っていくよ」

A『え？あ、ありがとう』

後ろから勇征が追いかけて来てくれた

しばらく沈黙が続く中夜道を歩いていると…

勇征「いつ結婚したの？」

急にど直球な質問をしてきた勇征

A『結婚してないんだよね、逃げられちゃって…笑』

勇征「そうだったんだ。仕事の時はかなたどうしているの？」

A『基本お母さんに預けてる』

勇征「そっか…」

また沈黙が続く…

A『引いたでしょ、子供がいたとか…』

勇征「引かねーけど、かなり驚いた」

A『ごめんね…』

勇征「いや、俺こそごめんな。レッスンの時毎日のように怒って」

A『あれは私の努力が足りなかっただけだから勇征は悪くないよ』

勇征「Aは人一倍頑張っているよ」

A『え、』

初めて勇征に褒められてついフリーズしてボーッと歩いていたせいで躓いてしまった

A『あっ…！！』

勇征「あっぶな！」

気付いたら勇征に抱きしめられていた

　ﾄﾞｷﾄﾞｷｯ…

え、何これドキドキしている…？

勇征「大丈夫？」

覗き込むように私の顔を見る勇征

A『だ、大丈夫……ありがとう…』

ゆっくり離れたが顔が熱い

何で勇征を相手にドキドキしているんだ、ー私