その彼女が、俺の彼女です -JK-

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？「あれ、ジョングクじゃない？」

？「マジで？っぽいね。やばっ」

？「サジン、サジン撮らなきゃ」








ちょっと街に出るとこれだ。










マスクもしたし
キャップも被ったのに











店員「お客様」

「はい」

店員「何かお探しですか？」

「え？いや･･･別に」

店員「あぁそれでしたらこちらです」

「は？」

店員「こちらです」

「あ、はい･･･」









別に何も探しちゃいない。










この店員は何言ってんだ？











店員「これですよね？」











そう言って渡されたのは
俺っぽくないジャケット











「いや･･･あの･･･」

店員「フィッティングはこちらです」

「いやいや･･･」









ジャケットを渡されて
腕を掴まれて
半ば無理やり店の奥へ











店員「こちらから外に出られます」

「はい？」

店員「またのお越しをお待ちしております」

「あー、はい」

店員「これ名刺です。
いらっしゃる時はご連絡下さい」

「ども」

店員「ありがとうございました」










追い出された？










いや･･･守られたのか？











気が利く店員さんだな。











この時はこの程度で
特に気にも止めていなかった。












あれから2ヶ月して
久しぶりのオフ。











JM「グカ、買い物行かね？」

「めんど」

JM「春用のジャケットが欲しいんだよ」

「あ、それなら･･･」

JM「なに？」











あの時のあの店を思い出した。











名刺･･･どこだっけ？











「ちょっと待ってて」











部屋に入って見回してから
どこに置いたっけと
記憶を呼び起こす。












デスクの上





引き出し





ないな･･･。











諦めて部屋を出ようとして
目に入ったそれは
ドアの横にぶら下げてある
コルクボードに刺さっていた。











「みっけ」










それを持って
ジミニヒョンの元へ











「もしもし。Aさん？」

A『はい。そうですけど』

「BTSのジョングクです」

A『あ、どうも。お久しぶりです』

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