その彼女が、俺の彼女です -JK-

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「ヌナって呼んでいい？」

A「名前でいいよ」

「さすがにそれは気が引ける」

A「そお？じゃあヌナで」

「俺は呼び捨てでいいよ」

A「おっけー」











食事をしながら
仕事の話とか、変なお客さんの話とか
メンバーの話をして
あっと言う間の2時間だった。











食後のコーヒーも残り僅かになって
この後どうする？って聞いたら
特に用事はないよって言うから
映画にでも行こうかって提案したんだ。











でも、人目につくところは避けなきゃでしょって
それが当たり前みたいに言われて
違和感を感じた。











「芸能人と付き合ったことある感じ？」

A「ないよ。なんで？」

「なんとなく」

A「ああ、友達がお付き合いしてたから」

「ふーん」










このまま帰るのはもったいないよな･･･。










映画がダメなら･･･漢江･･･もダメだよな。











「夜景でも見に行く？」

A「デートみたい」

「デートでしょ」

A「明日も早いし帰ろうかな」

「そっか。じゃあ送るよ」

A「いいよ。タクシーで帰るから」

「家がバレると嫌？」

A「そうじゃないけど。遠回りだから」

「おんぶして送るわけじゃないし」

A「( *´艸｀)じゃあ、甘えようかな」











会計を済ませて
駐車場の車へ向かい
助手席のドアを開いてあげた










自分も乗り込んで
彼女の住所をナビに入力










車を発進させた。











運転しながら横目で確認する彼女は
どうしても手に入れたくなるほど
魅力的でキレイだった。











ナムジュニヒョンには悪いけど
俺は俺のやり方で
突き進もうと思う。











ここで身を引いても
きっと後悔すると思うから。










そろそろ彼女のマンションに着く











あと数分のところだったのに
雨が降り出した。











マンションの目の前の路肩に車を停車
ちょっと待つよう彼女に伝えて
車を降りた俺は
トランクから傘を取り出し
助手席のドアを開いた










「入口まで」

A「走るからよかったのに」

「行くよ」

A「いつもそんな強引なの？」

「これでもセーブしてる」

A「そっか( *´艸｀)」










またご飯行こうねと約束して
マンションから離れようとして
彼女から呼び止められた。

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